全員がテストを受けられた

4月から始まった日曜日クラスが最終日を迎えました。生徒さんたちにとっても、私たちにとっても、長かったようであっという間だった、という表現が最もしっくり来るのではないでしょうか。今回のクラスは、最終日に出席した生徒さん全員が、修了試験を受けることができるという初めての快挙となりました。それだけ楽しく、ほとんどお休みをすることなく(振り替えをしながらも)、最後まであきらめず、湘南ケアカレッジに15日間通っていただいたということです。

 

平日の短期クラスと違って、日曜日や土曜日クラスは週に1回しかありませんので、ゆっくりと学んでいきます。良い意味でも悪い意味でも、ゆっくり。前回に授業で勉強したところを復習し、次回の授業に備えて予習する時間が1週間取れるという意味では良く、前回やったことを忘れた頃に次回がやってくるという意味では悪い。メリットとデメリットがありますが、平日に仕事をしながらも、週末は教室に通って、一生懸命取り組んでくださったことに感謝の気持ちで一杯です。

 

ゆっくりという意味では、日曜日クラスや土曜日クラスは、生徒さん同士、そして私たちと生徒さんの関係もゆっくりと近づいていきます。平日の短期クラスは毎日顔を合わせますので、すぐに仲良くなりますが、週に1度のクラスは少しずつお互いを知ってゆく感じです。卒業生が言っていたように、今日は両隣に座った2人と、来週は同じグループになった5人と、そしてその次の週は違うグループで実技演習をした5人と仲良くなってゆく。生徒さんたちにとっては、少しずつクラスに仲間が増えてゆく感覚だそうです。

 

振替をした生徒さんは、誰もがこう言います。「ずいぶんクラスによって雰囲気が違いますね。私は自分のクラスで良かったです」。どのクラスから振り替えをした生徒さんも皆、口を揃えて言うので、それはクラスの良し悪しではないことは明らかです。「そうですよね。とても良いクラスでしたからね」と私は答えます。それは嘘でも方便でもなく、自分のクラスは自分にとって最高であり、私にとってはどのクラスも素敵な方たちばかりなのです。そのクラスの雰囲気に自分が馴染んでいく、もしくはそこにいるクラスメイトたちによってクラスの雰囲気がつくられてゆくということなのしょう。

 

最終日も近くなってくると、クラスのほぼ皆と仲良くなってきます。クラス全員で実技のテストも受かりたいし、修了試験も合格したいと思うようになります。今回の日曜日クラスは、実技のテストも全員合格、さらに全員が修了試験を受け、皆が無事に修了することができました。そして、修了試験のあとは、近くの中華料理店で打ち上げをして、別れを惜しんだそうです。

 

日曜日クラスの生徒さんのひとりからプレゼントをいただきました。押し花作家をされているそうで(その日初めて聞きました!)、湘南ケアカレッジをイメージして作ったとのこと。とても美しく、よく見るとかなり細かく作られていて、技術的に高いレベルにあるのは素人の私にも分かるほどで、押し花でこういった表現が可能なのだと思わせられます。これから湘南ケアカレッジに来てくれる生徒さんたちに良く見てもらえるように、テレビ台の下に新しく飾らせていただこうと思います。ありがとうございます。