介護の心を

8月短期クラスが修了しました。ひと言で言うと素晴らしいクラスでしたが、それだけでは言い表せないほどのクラスでした。先生方も口を揃えて、素晴らしいクラスだと称えていました。まず実技演習への取り組みが懸命で、その実技のレベルも高い。飲み込みが早いだけではなく、もっと良くしようと練習する。それは実技だけではなく座学や通信添削、最後の修了試験でも同じことで、100点満点が続出するような、学習に対する取り組みと結果が伴ったクラスでした。そして何よりも、若い男性陣がクラスを引っ張ってくれたおかげもあって、クラスメイトたちの団結力や仲の良さが抜群でした。修了後の打ち上げは、バリ料理のお店に皆で行ったそうです(うらやましい)。


こういったクラスと巡り合うと、最終日は本当に名残惜しく思います。15日間があっという間に経ってしまい、気がつくと最後の日となり、もう明日からこのメンバーが集まって授業をすることはありません。生徒さんたちはどう思っていたか分かりませんが、15日間だけでは短すぎるような、もっと仲良くなりたかったような、これが半年や1年ぐらいの期間の研修だったらなあと心から思います。でも、もしかしたら、たった15日間だけだからこそ、これだけ密度の濃い時間を共有できるのかもしれませんし、人と人の出会い、触れ合いの大切さや儚さを実感できるのかもしれませんね。

 

このクラスでとても印象的だったのは、自分の周りの人たちを受け入れ、気を配れる生徒さんがたくさんいたことです。湘南ケアカレッジの介護職員初任者研修には、年齢、性別など、様々なバックグランドを持った方々が参加されます。今まで出会ったことのない、自分とは何もかもが違う人々と場を共にしますが、その違いを知り、受け入れることから始めていかなければなりません。それは介護や福祉の世界そのものであり、違いを受け入れることができると、次第に同じ部分が見えてきます。実は同じ人間だったのだと。相手が立体的に見え始め、心を感じることができるようになるのです。

 

そうすると、相手はどう思っているのだろう、どうすれば役に立てるだろう、喜んでもらえるのだろうと自然に考えるようになります。たとえば、食事の授業でお盆や食器を各グループに配るときに、自分のものだけではなく、自分のグループの他の生徒さんや他のグループのものまで運んでくれた人もいましたし、掃除当番の予定の生徒さんが休んだときには自ら率先して手を挙げて手伝ってくださった生徒さんもいました。些細なことですが、私たちはそういうところも見ています。というよりも、そういうことほど良く覚えているものです。なぜなら、それが介護の心だからです。佐々木先生の言う、3HHeadHandHeart)のHeartの部分ですね。

 

もっと言うと、私たちもそういうところを見られているはずですし、知識や技術だけではなく、Heartも伝えられる学校でありたいと願っています。介護の学校にもかかわらず、技術や知識だけは教えるだけで、先生やスタッフが自分とは違う人々を受け入れず、気を配れないなんてことがあってはならないはずです。授業の中だけではなく、授業以外の部分でも、私たちの行動を通して伝えていく、介護の心を体現していければと思います。また、そうしてくださっている先生方を誇りに思います。改めて、介護の心の大切さに気付かせてくれた8月短期クラスの生徒さんたちに感謝です。

最終日にいただいた、クマの可愛い色紙です。開くとこんな感じに。私たちの宝物にさせていただきます。ありがとうございました!