開放感と居心地の良さ

今年こそ体を動かそうと思い、年が明けてから、町田にあるスポーツジムを探し始めました。何か新しいことを始める人の気持ちを理解したいという思いもあってのことですが、町田にあるあらゆるスポーツジムについてインターネット等で調べてみることにしたのです。利用できるサービスや1ヶ月あたりの会費、ジムやインストラクターの評判等を調べることで、自分と合っているジムを見つけようとしました。その過程において、ひとつ気がついたことがありました。意外なことに、私にとって、前述のような要素も大切ではあるのですが、何よりもそのジムの広さが重要だったのです。空間の広さを含めた居心地の良さを私は求めていたのでした。


別に私は閉所恐怖症というわけではありませんが、どうせならば広々としていて、心も体も伸び伸びと開放できるような、居心地の良い空間が好ましいと思うのです。スポーツジムというと広々とした空間というイメージがありますが、実はそうでもなく、マンションの一室でやっているようなところもあり、所狭しと運動器具が並べられているところもあるようです。

 

もう少し深く自分の心理を掘り下げていくと、空間が狭いと何が嫌かというと、(自分の)スペースが少ないことよりも、あの狭い空間特有の緊張した空気が耐えられないのだと思います。他人の息遣いまで聞こえてしまうようなあの感じ。私の理想は、広々とした空間で人々が賑やかに話し合っている場所なのです。

 

しかし、インターネットやパンフレットに載っている情報の中では、ジムの広さは伝わってきませんでした。写真を見れば、なんとなく雰囲気を想像することができるのですが、そのジムの空間的な広がりや居心地の良さといった空気感までは知り得ません。もちろん、実際にその場に行って見学でもしてみればよいのですが、さすがに数あるジム全てに足を運ぶのは面倒ですし、何よりも実際に行って強引な勧誘をされたらと考えると気が引けます。そのジムの入っている建物の正面までは行ったとしても、そこから中に入って行く勇気がどうしてもありませんでした。

 

たぶん、「介護職員初任者研修」を受けようと考えている人も、このときの私と同じような気持ちなのではないでしょうか。ホームページやパンフレットに書かれていることから最大限の想像力を働かせ、その学校となりを見ようとします。実際に教室に行ってみるのは骨が折れるので行動に移せない。教室の雰囲気、特にその中でも空間の広さや居心地の良さを知りたくても、なかなか知り得ない。そんな私のような人も多いのではないかと思い、湘南ケアカレッジの町田教室の広さを知ってもらえるような写真を撮ってみました。パノラマ写真にしようかとも思ったのですが、かえって分かりづらくなったのでやめました(笑)。どうでしょう、教室の広さは伝わりますか?

 

湘南ケアカレッジの町田教室の広さは、およそ90平米、30坪です。定員を40名にしていることもあり、他の学校の普通の教室の約2倍の広さがあります。この数字だけで広さが分かる方は少ないと思いますので、この写真で言うと、真ん中にある柱から向こう側のスペースが、普通の学校の教室の大きさです。もっと分かりやすく言うと、湘南ケアカレッジの教室は、子どもと鬼ごっこをしてもなかなか捕まらないぐらいの広さです(笑)。

 

さらに、湘南ケアカレッジの教室の天井は打ちっぱなしにしてあるため、天井がかなり高いです。おしゃれなカフェやレストランでも良く見かけるこの打ちっぱなしには、天井が高いと空間が広く開放的に感じるというきちんとした理由があります。同じ面積の空間でも、天井が高いだけで、広さは倍にも感じるのだから不思議です。

 

もうひとつ、湘南ケアカレッジの教室は3面とも大きな窓に囲まれています。実は、窓の数と大きさも重要です。窓が多くあればあるほど、そしてその窓が大きければ大きいほど、その空間は開放感に溢れます。明るい光がたくさん射し込んでくると、まるで屋外で勉強しているような気持ちになります。

 

そして最後に、これは空間の広さとは関係がありませんが、トイレが教室の外にあるかどうか、また男女別になっているか、いくつあるのかは極めて重要だと思います。1日6時間の研修ですから、さすがに途中でお手洗いに行くことはあるはずで、それが教室の中にあると思うと気が引けますよね。胃腸が強くない私は、トイレの場所にはかなりのこだわりがあります(笑)。お手洗いの数が少ないと待たされることになってしまい、特に女性は困りますよね。ちなみに、湘南ケアカレッジの町田教室は、トイレが教室の外にあり、もちろん男女別になっており、さらにツーフロアーに分かれて、男性用が3つ、女性用も3つありますのでご安心ください。

 

今回、自分に合ったスポーツジムを探すという体験を通して、新しいことを始めようと思う人の期待や不安を知ることができ、さらに自分たちの学校のハード面の良さを見つめ直すきっかけとなりました。湘南ケアカレッジの居心地の良さや開放感の秘訣は、教室の面積の広さと天井の広さ、窓の数と大きさ、そしてトイレといった空間的要素にも理由があることが改めて分かりました。