5月短期クラスが修了しました。ほとんどの方がお休みなく通い、ほぼ全員が最終日に筆記試験を受けることができました。途中参加した生徒さんたちも混じって、最終日は卒業お祝いムードに包まれました。とても雰囲気の良いクラスだったので、他のクラスから振り替えてきた生徒さんたちも自然と溶け込んでいました。ムードメーカーがいて、リーダーがいて、優しくサポートする人がいて、それぞれが役割を担いつつ、一生懸命に楽しく学ばれているのが手に取るように伝わってきました。まさに湘南ケアカレッジらしい介護職員初任者研修になったと思います。生徒さんたちと先生方に感謝です。
今回のクラスのアンケートにも、「教室に来たときに笑顔で挨拶してくれて嬉しかったです」と書いてくださっていた生徒さんがいました。湘南ケアカレッジでは、挨拶はコミュニケーションの基本ということで、開校当初から毎朝、教室に来てくださった生徒さんひとり一人に対して、「おはようございます!」と挨拶してきました。朝、挨拶をするのは、いくつかの理由があるのですがそれはさておき、見る人が見れば意味がないようにも思えることも、見る人が見れば嬉しかったと感じてもらうこともあるようです。
「何度か途中でくじけそうになったこともあり、階段を登るのが辛いと思ったこともあったけど、ああして教室にて笑顔で迎えてくれたから最後まで通うことができました」と卒業後に打ち明けてくださった生徒さんもいました。その生徒さんが途中でくじけそうになっていたとは露知らず。本人いわく、「この年齢になって、ほぼ毎日、あれだけのことを勉強するのは大変でした」とのこと。もし朝のあいさつや笑顔が少しでも背中を押すことができていたとすれば、それは私たちにとって予想以上の効果があったことになります。笑顔で温かく迎え入れることで、人の心を動かすこともできるのですね。
笑顔の大切さは、佐々木先生や望月先生が介護職員初任者研修の授業の中でもお伝えしている通りです。元気に笑顔であいさつをすることは、私たちはあなたを大切な人として受け入れますよというメッセージです。これだけでコミュニケーションの8割はクリアしたことになります。しかし、これができていない人や職場のいかに多いことか。ほとんどの介護の学校では、授業の最初に形式的に起立礼をするぐらいで、まともにあいさつすら行われていません。介護の現場でもそういうところもたくさんありますよね。私たちの笑顔とあいさつが、ひとり一人の心を動かし、その場の雰囲気をつくるのです。たくさんのことを教えてくださる先生方に比べると微力ですが、これからも元気に笑顔であいさつをすることで、生徒さんたちを支えていきたいと思います。
熱いメッセージが書かれたメッセージボードをいただきました。全員がここまで自分の想いを書いてくださったクラスは初めてです。