ケアカレらしさ

実務者研修の初日のリアクションペーパーに、「やっぱりケアカレらしくて、嬉しく思いました。先生たちも素敵です」と書いてくださった生徒さんがいました。介護職員初任者研修を湘南ケアカレッジで受け、その後、現場を経て、数年ぶりに実務者研修に戻ってきてくださった卒業生さんの声だけに、私たちも嬉しく思います。介護職員初任者研修と実務者研修では、その内容からレベル、目標まで異なりますが、それでもケアカレらしさは同じであり、ケアカレらしさを失ってはいけないと思います。ケアカレに来て良かったと思ってもらえるような学校にしたいという想いは、私を含めた全ての先生方が抱き続けている願いです。

 

ケアカレらしさという意味においては、実務者研修で初めて湘南ケアカレッジに来てくださった生徒さんよりも、初任者研修をケアカレで受けてくれた卒業生さんこそ感じてもらえるのだと思います。ケアカレで実務者研修を受けようと決めたとき、おそらく介護職員初任者研修の充実していた日々を思い出してくれたはず。またあのときのように真剣に楽しく学びたい、あのときよりも成長した自分をさらに高めたいと。その期待を裏切ってはならないと思うと、実務者研修はハードルが一段と高くて責任重大ですね。

 

ところで、ケアカレらしさとは何でしょうか?改めて問うてみると、実は分かっているようで、自分たちでは意外と分かっていないかもしれません。上記の卒業生さんは何をもってケアカレらしいと感じてもらえたのでしょうか。教室の熱気や盛り上がりでしょうか?それとも先生方の興味深い授業でしょうか?介護に対する熱さでしょうか?はたまたクラスの生徒さんたちの暖かい雰囲気でしょうか?もしかするとその全てでしょうか。いずれにしても、介護職員初任者研修を受けた当時の、懐かしいあの感覚が蘇ってきたのだと思います。

 

ケアカレらしさを定義するのは難しいですが、私たちは今まで大切にしてきたことをそのままに、ケアカレらしくあらねばならないのです。だからこそ、実務者研修に参加してくれた卒業生さんに「やっぱりケアカレらしい」とおっしゃっていただけると学校冥利に尽きますし、お互いに変わりなく頑張っている姿を確認できると安心します。

 

 

そういえば、介護職員初任者研修のときに刺繍をプレゼントしていただいた卒業生さんが、3年ぶりに実務者研修に来てくださり、新作の刺繍を贈ってくださいました!最初にいただいたものは事務所へ、新作は教室へと飾らせていただくことにしました。長い歳月を経ても、こうして卒業生さんと私たちの気持ちが変わらずここにあることに感謝したいと思います。ありがとうございます。