先日、第9回目の講師会が行われました。年に2回の開催ですので、湘南ケアカレッジはもうすぐ6年目を迎えようとしているということですね。いつものとおり、今年の上半期の振り返りから、下半期や来年度への展望、そして教え方研修とボーナス支給式という流れでした。ほぼ全員の先生方が集まってくださるため、情報伝達という場に適していることは確かですが、それよりも先生方に感謝をできたり、労えたり、気持ちを新たにできたり、一堂に会して食事をしながら話をして互いに刺激を受け合えたりすることを願いながら、いつも講師会を行っています。今回の目玉は、先生方にもメッセージボードを贈ったことでした。
このメッセージボードは、今までに生徒さんたちに書いてもらった先生方への声の一部を抜粋して作らせてもらいました。4年半の間に、介護職員初任者研修は81クラス、実務者研修は21クラスを行ってきました。アンケートの中で、ひとり一人の生徒さんたちが、先生方ひとり一人に対して、授業を受けた感想や気持ちを書いてくださいました。毎回、研修が終わるたびに、先生方はその声を読ませていただき、一喜一憂します(笑)。さすがにずっと教室に置いておくわけにはいかず、事務所に保管をしてきたのですが、段ボールが山のように積み上がってしましました。そこで、これを再利用つくり直して先生方にプレゼントしようと思いついたのです。
これまで介護職員初任者研修や実務者研修の卒業生さんたちから、たくさんの色紙やメッセージボードをいただきました。教室や事務所に大切に飾らせてもらい、先生方もたまに見て楽しんだりしていますが、湘南ケアカレッジの所有のものであって、先生方個人のものはありませんでした。素晴らしい研修をつくってくださっているのは先生方なので、先生方ひとり一人にお渡ししたいと私は思っていました。坂本さんがこれまでの膨大なアンケートの中から先生方への熱いメッセージを厳選し、木の葉っぱのようにデザインし直して、ようやくひとつの作品になったのです。
先生方にとって、生徒さんたちからの声やメッセージは宝物です。それは授業への満足度の表れであり、人となりへの称賛でもあります(もちろん改善すべき点を教えてくれることもあります)。湘南ケアカレッジが開校してから、4年半にわたって、どの先生も全力で突っ走ってきてくださいましたが、それができたのも生徒さんたちからの暖かい声援があったおかげです。私たちは授業の中では生徒さんたちを支えているつもりですが、実は生徒さんたちに支えられてここまでやって来られたのです。2000名以上の生徒さんたちの熱い気持ちが凝縮されたこのメッセージボードを、先生方がご自宅のどこかに飾ってくださると嬉しいなと思います。