介護福祉士合格祝賀会

介護福祉士の合格祝賀会が行われました。湘南ケアカレッジの教室の大きさの都合上、今年も介護福祉士筆記試験対策講座を受講した生徒さんを対象として、ささやかながらお祝いさせていただきました。当日は誰がいつ来てくれるのか分からない中、教室を開けて待っていましたが、スタートしてから続々と合格者が集まってくれ、最後はなかなかの盛況ぶりでした。計算していたよりも食べ物が少なく、焼き鳥を買いに走ってもらったぐらいでした(笑)。先生方がホスト役を務めてくれ、仕事をしながら学んでくれたを労いつつ、合格した喜びを共に分かち合えて良かったです。

「1月に入ってからようやくスイッチが入って、とりつかれたように勉強しました」という生徒さんもいれば、最初からコツコツと取り組んで、「自己採点で115点でした!」と誇らしげに語ってくれた生徒さんもいました。どちらもケアカレの筆記試験対策講座がひとつのきっかけとなって働いてくれたのではないでしょうか。

 

 

3年前の介護職員初任者研修のクラスメイトが3名も集ったことにも縁を感じましたし、皆さん口々に「もっと学びたい」、「ボディメカニクスの研修があったら学びたい!」などとおっしゃっていたのが印象的でした。やればできるというと安っぽいですが、学ぶことの楽しさにも気づいていただけたのだと思います。

合格した生徒さんたちの中でも最高に嬉しかったのは、昨年惜しくも涙を吞んだMさんが、見事に介護福祉士になったことです。Mさんは中国から日本に来て、介護の仕事を始め、昨年ようやく介護福祉士の試験に臨みました。ケアカレの実務者研修を経て、介護福祉士筆記試験対策講座にも参加してくださり、誰よりも熱心に勉強していましたし、途中で行われる確認テストやミニテストの出来も素晴らしかったのです。

 

にもかかわらず、昨年は力を出し切れず、残念な結果に終わってしまいました。電話をいただいたとき、本人も落ち込んでいて、もう介護福祉士を目指すのはやめようとさえ思ったそうです。私にとっても不本意で、あれだけ出来ていたのに合格できなかったなんて、緊張する場面において外国語で受験することの難しさを知りました。それでも、今年度の筆記試験対策講座にお誘いしてみたところ、「もう1度チャレンジしてみます」と言ってくれました。

 

 

合格祝賀会の会場に現れ、「誘ってくれたから受験しようと思えたし、感謝します」と言ってくれた彼女は涙ぐんでいましたし、昨年の挫折があったからこそ、今年の合格の喜びはより大きかったのだと思います。あくまでも結果論ですが、簡単に合格しない方が良いこともあるものだと感じました。彼女は先生方や周りの人たち、そして家族のおかげで合格できたと感謝してくれましたが、何よりも彼女の努力は私たちの想像を超えるものだったはずです。外国語で介護福祉士の試験に合格するなんて、簡単なことではありません。彼女の力と運で手に入れた介護福祉士の資格を、彼女ならば良い形で生かしてくれるはずと確信しています。

介護福祉士筆記試験対策講座のミニテストに対して、有紀先生が応援メッセージを添えてくれていました。こうした想いが、最後は生徒さんたちの背中を押すのだと思います。