最初が肝心

8月短期クラスと8月日曜日クラスが開講しました。金曜日と1日置いての日曜日ですから、中1日で新しいクラスが2つ始まったことになります。ここまで立て続けの開講は、湘南ケアカレッジの開校以来、初めてかもしれません。どんな物事でもそうかもしれませんが、介護職員初任者研修においても、最初の授業は大切だと思っているので気を遣いますし、生徒さんたちとも初めてお会いするのでお互いに緊張します。そんな初日がほぼ連続して行われたのですから、最初の授業を担当してくれた先生は特に大変だったと思います。


初日は私たちも緊張するのですが、それ以上に生徒さんたちは緊張して、不安な気持ちを抱えて教室に来てくれます。どんな学校なのか、どんな授業が行われるのか、どんな先生なのか、どんなクラスメイトたちがいるのか、分からないことがたくさんあって、心配が多いのは当然です。ほとんどの生徒さんたちは、「最初は不安でした」とおっしゃるように、私たちが思っている以上に、生徒さんたちは不安を感じているのだと思います。だからこそ、初日にできるだけ安心してもらえるよう、この学校で大丈夫だ、この研修に来て良かったと思ってもらえるよう、私たちは心がけなければならないのです。

 

初日は、開講式とオリエンテーションから始まります。スクーリングに臨んでいただくときの服装から、通信添削課題のやり方、授業時に気をつけていただきたいこと、その日ごとの持ち物まで、介護職員初任者研修を楽しんでいただくために知っておいてもらいたいことを30分ほどかけてお話しします。決して面白い話ではありませんし、開講式だけは厳粛に行いますので、生徒さんたちは退屈しているかもしれませんし、緊張がほぐれることもないと思います。そして、開講式が終わるとすぐに授業に入ります。

 

そんな生徒さんたちの緊張をほぐしてくれるのが望月先生です。「皆さんにとって私がどう見えますか?」という質問コーナーから入り、グループワークを行い、生徒さんたちの気持ちを暖め、笑顔のやり取りを通して教室全体を柔らかな雰囲気にしていきます。それはまるでマジックのような、望月先生にしかできない匠の技なのです。大げさに思われるかもしれませんが、湘南ケアカレッジの介護職員初任者研修を受けた方ならたぶん分かっていただけると思います。

 

最後のアンケートには、「望月先生の明るさや笑顔のおかげで、この研修を頑張れそうだと思えました。望月先生が初日で良かったです」という声が多数寄せられるほどです。「人の印象は最初の6秒で決まる」と望月先生は生徒さんたちに対して言いますが、先生や学校の印象も初日、もっと言うと最初の6秒で決まっているのかもしれません。そう考えると、湘南ケアカレッジの印象をつくってくれているのは望月先生なのかもしれませんね。いつもありがとうございます。