ケアカレ図書館オープン!

「ケアカレ図書館」が、学校がお休みで誰もいなかった10月3日(金)にひっそりとオープンしました。図書館と言っても、私が読み終えた介護や福祉関連の本やマンガを共有しようというスペースです。場所は町田教室のテレビ台の下から2列目。現在のところ、30冊ぐらいが所蔵されており、これから少しずつ増えてゆく予定です。基本的には、このブログで紹介させていただいた本やマンガに限定しようと考えています。生徒さんたちには、ぜひご自由にお読みいただき、また借りて帰ってもらっても結構です。


生徒さんたちは添削課題の提出や、修了試験に向けての勉強で忙しいので、本を借りて帰って読む余裕はないかもしれませんが、環境はないよりもあった方がいいですよね。元はと言えば、先生方の授業の中で言及する本やマンガがあったので、読んでみたいかもと少しでも興味を持ってくださった方が、すぐに手に取ってもらえるようにしたいと思ったのがきっかけです。

 

たとえば、新倉先生の授業の締めの方では漫画「ヘルプマン」が登場します。私が「ヘルプマン」を読み始めて、面白いと思っていた時期にちょうど新倉先生が授業で「ヘルプマン」を紹介し始めて、あまりのタイミングの良さに嬉しかったのを覚えています。「ヘルプマン」は介護にたずさわっている人たちの中では有名ですが、それ以外の一般の人々の間にはあまり知られていないようです。ですから、介護職員初任者研修を受ける方にとっては聞いたことのない漫画だと思います。販売している本屋が案外少ないので、ぜひケアカレ図書館で読んでみてください。

 

佐々木先生がターミナルケアのところで紹介する、アルフォンス・デーケン氏の「よく生き よく笑い よき死と出会う」もあります。研修が終わったあと、「佐々木先生に紹介された本読んでみました。とても良かったです」と感想をいただくことや、また読んだことがあって「私にとっても大切な1冊です」とおっしゃる生徒さんもいる本です。また、死に向かう過程を描いたキューブラー・ロスの「死の瞬間」も置いてあります。なかなか読み進めるのが難しい本ですが、人の死と向き合う仕事につくならば目を通しておくべき名著です。

 

借りて帰る際には、いちおう先生かスタッフに声を掛けてもらうことにします。本の背表紙の裏にある紙に私たちがサインをしますので、それで手続は完了です。原則としては、1度にお貸しできるのは3冊まで、貸出期限は無期限としました。無期限とはいっても、短期集中クラスの生徒さんであれば3週間、土曜日や日曜日の週1クラスの生徒さんであれば3か月半ぐらいの間に棚に戻してもらうことになります。もちろん、研修が終わってから、教室に遊びに来がてら返してもらっても結構ですし、卒業生が借りに来るのもOKです!