そんなときには、皆さまの声を。

アンケートにご協力いただいた卒業生の皆さま、ありがとうございます。質問項目に丁寧にお答えいただき、さらに熱いメッセージまで書いてくださって感謝します。事務的なアンケートにしたくないと思っていたものの、ここまで生の声をいただけるとは思っていなかったので、正直驚きました。おひとりお一人にお返事できないのがとても残念ですが、皆さまからいただいた言葉は先生方と共有させていただきます。卒業生の方々からいただく激励や応援は、私たちの心の支えです。


卒業生からのメッセージの中でも多かったのは、現在従事している仕事における悩みや困りごと、また逆に、卒業生同士が仲良く集まってお互いの助けや刺激になっていること、そして湘南ケアカレッジで学んだことが仕事でも家族介護でも役に立っていることでした。介護の技術や知識だけではなく、どちらかと言うと、介護に対する考え方や(自立支援を含めた)人との接し方のようなものが現場で有益だったという声が多かったです。なるほど、技術や知識はその都度アップデートしていかなければならないし、場面に合わせて変えていかなければならないのに対し、考え方や接し方はどんな状況でも変わらないからですね。

 

何よりも嬉しかったのは、介護の仕事に就くかどうか迷っていた(もしくは就くつもりはなかった)けど、「先生たちが楽しそうに教えてくれて、介護は楽しい!ということが伝わってきたので、仕事にしてみようと思いました」という方々が多くいらっしゃったことです。さらに「先生方が魅力的なので、介護の仕事だけではなく、湘南ケアカレッジで先生をしてみたいと感じた」と書いてくれた方もいました。これは教育においてとても重要なことで、教える人のベクトルがかなり前、そして上を向いていないと、教わる人たちは明るい未来に行けません。分かりやすく言うと、教える私たちに情熱がないと、何も伝わらないということです。

 

なんて格好の良いことを言っていますが、私たちも上手くいかずに凹むこともあります。もっと分かりやすくできたのに…、これで良かったのだろうか…、しっかり伝わっているのだろうか…、全員の生徒さんたちが満足して帰ってくれたか…、など自問の日々。私だって、湘南ケアカレッジはこれで良いのだろうか、このままで良いのだろうか、もっと良くなるにはどうするべきか、毎日堂々巡りです(笑)。そんなときには、生徒さんたちからのアンケートや卒業生たちからの声を読んで(または聞いて)、ほんの少しだけ安心します。決して満足することはありませんが、これで良かったんだ、このままで良いんだと、自分たちを少し認められる気がするのです。

 

アンケートにご協力いただいた卒業生の皆さま、改めてありがとうございました。