あちこちの場所にクリスマスツリーの姿を見るようになると、年の瀬を感じるとともに、湘南ケアカレッジが開校してからの歳月を思います。そういえば一昨年のこの時期は、先生方と初めてお会いして、教室にはまだ机も椅子もベッドもなかったのでした。つい最近のように思えますが、あれから2年が経とうとしています。そして今改めて、学校や企業における理念の大切さを思い知ります。理念があったからこそ、何を大切にして、どういう方向に向かっていけば良いのか、迷わず、ブレずに、ここまでやって来ることができました。
湘南ケアカレッジは、「世界観が変わる福祉教育を」という理念を掲げています。大げさに聞こえるかもしれませんが、分かりやすく言うと、授業や研修のクオリティを大切にする学校であろうということです。それは外向きのアピールではなく、湘南ケアカレッジは何のために存在するか、また私たちは何を大切にして仕事をすれば良いのかという私たちの目指すところの基準です。
最高の授業や素晴らしい研修を提供することで、生徒さんの考えや価値観に変化が起こり、ときには感動して心が動き、のちの行動や人生も変わることを何よりも願う。そのために湘南ケアカレッジは存在します。資格を売って、利益を生むことが目的であれば、私たちがやる必要はないと思っていましたし、今でもそう思います。もちろん、これからもそうです。
嬉しいのは、その授業や人を大切にしたいという気持ちが、先生方を通じて、生徒さんたちにも届いていることです。生徒さんたちのアンケートを読むと、「介護に対するイメージが変わった」「介護の仕事をしてみたいと思った」と書いてくれる人が、結構いるのです。たとえば、たまたま手に取ったあるクラスのアンケートを見てみると、こんな感じです。
こんなときばかりは、伝わっているんだと感じ、湘南ケアカレッジをやっていて良かったと思えます。ここまでやってこられたのは、「世界観が変わる福祉教育を」提供する伝道者たる先生方と湘南ケアカレッジに来てくれて、学び、一緒になって素晴らしい研修をつくってくれた生徒さんたちがいてくれたからこそ。本当に感謝しています。