1年ぶりにサンタクロースが登場

1年ぶりに、湘南ケアカレッジにサンタクロースが登場しました。年に一度の行事なんだから当たり前だろうと指摘されそうですが、それでも私にとっては1年ぶりというのが実感です。今年は実技テストが行われた授業の最後に、全員の合格を祝して、サンタクロースとトナカイたちから、おひとりお一人の生徒さんたちにプレゼントが手渡されました。皆さん、とても喜んでくれて、いい顔をしてくださったので、私も嬉しかったです。このクリスマスイブのタイミングで、湘南ケアカレッジの介護職員初任者研修に参加してくれたことが、運であり縁でもあるのですね。

 今年のプレゼントはメモ帳とボールペンです。表参道などにもお店があり、町田にも最近オープンしたばかりの、「フライングタイガー」というコペンハーゲン発の雑貨店のもの。コペンハーゲンは北欧の国デンマークの首都であり、北欧ブランドによくある、原色を用いた明るい色彩のデザインが特徴的です。おしゃれで、プレゼントには最適ですね。さらに、これだけでは口寂しいだろうと思い、MARY'Sのチョコレートとフルーツキャンディの詰め合わせを添えました。なんとなく色調が揃っています。

 

メモ帳は昨年と同じで、これから介護の仕事をする上で使っていただければとの想いからのプレゼントです。介護の仕事をするにあたって、最初のころは先輩からたくさんのことを教えてもらうはずです。そのとき、そうですかと聞き流すのと、さっとポケットからメモを取り出して書き留めておくのとでは、良い介護ができるようになるように成長するスピードが違ってくると思います。


また、ちょっとしたことでも書き留めておくと、あとから見返してみて、自分の行動や考えを客観的に観ることもできるでしょう。最近、現場で働き始めた卒業生さんも、実際毎日たくさん覚えることがあるので、小さなメモを常に携帯していると言っていました。

 

クリスマスツリーと入口の飾りは、昨年、望月先生が持ってきてくださったものを、そのまま使わせていただきました。今年は自分なりにアレンジしてみたのですが、なんとなく変で、翌日の朝にはさっそく佐々木先生が手直しをしてくれていました(笑)。

 

こうして毎月、新しい生徒さんが来てくれる学校をやっていると、ほんとうに歳月があっという間に流れてしまいます。そうした中でも、四季の移り変わりもそうですが、こうしたイベントがあると、あれからもう1年が経ったのだと感慨深く思うのです。


今年もあと数日で終わりですね。季節の移り変わりを思うたびに、私はいつも大好きな星野道夫さんの言葉を胸に刻みます。

 

無窮の彼方へ流れゆく時を、めぐる季節で確かに感じることができる。自然とは何と粋な計らいをするのだろうと思う。一年に一度、名残り惜しく過ぎゆくものに、この世で何度めぐり合えるのか。その回数を数えるほど、人の一生の短さを知ることはないのかもしれない。

 

「イニュニック 生命―アラスカの原野を旅する」より