これからも、いつまでも。

今月に入って、たくさんの卒業生たちが教室を訪れてくださいました。学校がお休みだったため、先生方に会ってもらうことはできませんでしたが、たまたま私が教室や1階のカフェで仕事をしていたりしたので、せっかく来てくださった卒業生を肩すかしさせずに済んで良かったです。学校がお休みのときに遊びに来てくれても会えてしまうのは、まさに縁とかつながりというものなのでしょうか。彼ら彼女らの元気な姿が見られて、介護の仕事で頑張っている、これから頑張ろうという気持ちを感じると、素直に嬉しく思います。卒業してからも学校に来てくれて、今度はひとりの人間として、個別にそんな話ができるということは、湘南ケアカレッジでやっていること(やってきたこと)が間違っていなかったと思えるからです。


4月の最初に、2月土曜日クラスのSさんと5月短期クラスのSさんが2人で来てくださったときには驚きました。私は卒業生さんたちのお名前とお顔とクラスをセットで覚えていますので、なぜこのコンビが一緒なのだろう?とクエスチョンマークが浮かびましたが、Sさんが短期クラスに振り替えたとき、同じグループで実技演習をしたことがきっかけで仲良くなったそうです。振替もしてみるものですね。ふたりはすでに現場で働かれていて、ひとりは人間関係で職場を去ることにした、そしてもうひとりは今の職場が楽なので(身体介護がほとんどない)、他の介護の仕事もしてスキルを磨きたいという相談でした。私のアドバイスがお役に立てたか分かりませんが、お二人とも、介護の仕事について前向きに考えていらっしゃる姿が印象的でした。

 

説明会が終わったあとに来てくれたのは、1月短期クラスのMさんとOさんでした。Mさんは初めての夜勤を無事にこなして、介護の仕事とリズムが合ってきているようで、とても素敵な笑顔でした。Oさんは働いてみたい施設からの採用連絡待ちで、最終面接を目前に控えて緊張し、待ち切れないという感じでした。もし今回の施設に縁がなくても、彼の人柄ならば、どこでも利用者にとっての素晴らしい介護者となれるはずです。

 

私が金沢旅行から帰ってきて、1階のカフェで仕事をしていたところ、同じく1月短期クラスのSさんが声を掛けてくださいました。彼女もどうしてもそこで働きたいデイサービスがあるとのこと。いろいろな話を伺って、最終的に採用は縁だから、今募集をしていなくてもアプローチしてみるように背中を押しました。少しでも前に進めることを願っています。

 

4月短期クラスが始まった初日には、2月短期クラスのSさんが突然顔を出してくれました。介護タクシーも念頭に入れて、タクシーの仕事を始めるとこのことで、この日は運転の講習が終わったあとにケアカレに寄ってくださったとのこと。スーツを着ていたので、教室にいた頃とは雰囲気が少し違いましたが、相変わらず元気で頼もしく、これからの介護タクシー業界を盛り上げていってくれるのではないかと想像しました。

 

さらに昨年11月短期クラスのTさんが朝、授業開始と同時に来てくれました。ベネッセグループの施設で今月から働き始めたことを報告に来てくれました。彼は学校の先生を辞めて介護の道に進んだそうです。聞くところによると、いきなり難度の高いケアを要求される現場に入ったようですが、彼ならば全てを学びに変えてくれるでしょう。この日は医学の授業の日だったこともあり、最後まで立ち話になってしまいすいませんでした。

 

昨日は、ついこの間卒業された3月生のTさんが、全員の先生分のお寿司を持ってランチを食べに来てくれました!私もいただいたのですが、「泉平」という天保10年創業のお寿司屋さんらしく、よく味がひたった稲荷寿司が感動的に美味しかったです。「私が考えていた介護と、研修を通して先生方から教えてもらった介護が全く違って、考え方が変わった」と言ってくださったことも嬉しいです。Tさんのおもてなしに深く感謝します。

 

教室に遊びにきてくれる卒業生さんは、湘南ケアカレッジのことを好きになってくれたのではないかと思います。「1月短期クラスのみんな、ケアカレのこと好きだよねえ」とMさん、「自慢の学校です」とSさんも言ってくれました。実は、私たちも皆さんのことが大好きです。望月先生はメールに「介護を勉強しよう!と思った人に、悪い人はいない気がします」と書いてくれました。私もそう思います。先生方も生徒さんたちも素敵な人々。そんな人たちと一緒に仕事ができるなんて何という幸せでしょうか。これからも相思相愛の関係をいつまでも築いていけたらと思います。