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町田市金井にある「クラフト工房LaMano」に行ってきました。先日、クランベリーモール内のモンベルにて開催されていたギャラリーに足を運んだとき、毎年6月、12月には工房でも展覧会を行うことを知り、訪ねてみたいと思っていたのです。ところが、12月中ならばいつでも良いと考えていた私の勝手な思いをよそに、実は12月4日から7日までという期間限定の中、普段は作業をしている工房を「冬の染織展」として造り替えて開催されていたのです。卒業生からその情報を得て、最終日になんとか間に合いました。
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町田からバスに乗って2、30分、八幡神社前のバス停で下車してから歩くこと15分ほど。普通の民家の中を通り抜け、懐かしい家屋にたどり着いたと思ったら、そこが「クラフト工房LaMano」でした。まるで田舎に戻ったような感覚で、このような場所で創作活動が行われているのだなあと感慨に浸って見ていると、会場にはたくさんの人々が集まっていました。平日の夕方にもかかわらず、これだけの人々が集まって、染め物や織物などの商品を見て、買っていく風景は素晴らしいのひと言。モンベルのギャラリーに行ったときにも書いたように、こうして社会に向けて発信をし、経済活動に向き合う姿勢は見上げたものです。
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普段は創作や作業をする工房として使われている部屋の中に、所狭しと染織物が展示されています。マフラーやキッチン手拭い、コースターやバック&ポーチ、ストールやチェアマットなど、全て手づくりの作品ばかり。染織物以外にも、カレンダーやポストカード、缶バッチなど、尾崎さんや五十嵐さんらのイラストを使ったアイテムも販売されていました。一部はモンベルのギャラリーでも販売されていたものでしたが、今回は(時期的に)来年度のカレンダーが新入荷されていたので迷わず購入させていただきました。
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それからケアカレカラーのマフラーを1点とキッチン手ぬぐいも。このキッチンてぬぐいのマークは、「尾崎さんがデザインして、それをリングステッチで刺繍したものですが、このリングステッチを習得するのにとても時間がかかったんですよ」とスタッフの方がお話ししてくれました。そんな裏話を聞くと、ついほしくなってしまいますよね。
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モノが溢れる時代の中、これからはますます、誰から買うのか、どこから買うのか、私たちが主体的に選択していくようになると思いますし、そうなるべきだと思います。たとえ少しぐらい高かったとしても、大量生産された無表情の製品より、人の手によってつくられた生命の宿ったものがほしいのです。これは製品だけではなく、食べるものも同じこと。意味がないモノと意味があるものに分かれていく時代の流れを感じますし、そういう選択をできることが本当の意味での豊かさということなのだと思います。
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