楽しんだもの勝ち

階段から落ちて怪我をしたことを書いたところ、たくさんの方々から心配のお声を掛けていただき嬉しく思います。激痛はすぐに去ったのですが、そこから2週間ぐらいは鈍痛が続いており、まだ完治とは言えない状況です。私も年を取ったのか、自分が思うよりも回復が遅いです(涙)。さて、先週は5月短期クラスと2月土曜日クラスの2つのクラスが続けて最終日を迎えました。せっかくお互いに打ち解けてきた生徒さんたちと、お別れになってしまうのは寂しいのですが、これからそれぞれに歩まれる新しい道での幸せを願います。もちろん、湘南ケアカレッジは基本的にいつもオープンなので、いつでも遊びに来てくださいね。

湘南ケアカレッジの介護職員初任者研修では、最終日に振り返りの授業の一環として、アンケートを書いていただきます。研修全体の満足度や感想、各先生方の評価をしていただきます。もうかれこれ60クラス以上のアンケートを読んできていますが、ひとり一人の想いは千差万別であり、毎回新しい気づきがあります。今回、5月短期クラスと2月土曜日クラスのアンケートをまとめて見て、面白い発見がありました。以前からうすうすとは感じていたことですが、やはりそうなのだと確信しました。それは、満足度はその生徒さんのやる気と周りの人々との関係性と密接につながっているということです。

 

アンケートで満足度を調べるのは、学校として私たちがどうであったかという意味です。私たちの授業がどうであったか(分かりやすかったか)、接し方や対応は良かったのか(丁寧親切であったか)、想い(気持ち)は伝わっているのか、楽しかったのか等々、評価の矢印が向かう先は私たちです。良かったという感想があれば、さらに良くしてゆく。悪かったという意見があれば、そこを改善してゆく。学校や授業は常に少しずつ変わっていかなければいけません。そのための材料のひとつとして、実際の授業を受けた生徒さんたちの声を聞くということです。

 

そういったつもりでアンケートを書いてもらっているのですが、ある時点から、生徒さんたちの満足度は私たち学校だけの問題ではないと気づき始めました。1600名以上のアンケートをそれぞれの生徒さんたちの顔を思い浮かべながら読んできた結果、上の結論に至ったのです。つまり、研修全体の満足度を決めるのは、私たち学校の良し悪しだけではなく、その生徒さんのやる気と周りの人々との関係性だということです。自ら学ぶ気持ちがあって積極的に取り組んだ人の満足度は総じて高く、周りの人たちと良好な関係を築き、わずか15日間であったとしてもクラスメイトたちと仲良くなれた人の満足度は極めて高いのです。もちろんベースには研修のクオリティの高さがあることが前提ですが、そこから先の「とても良かった(大満足)」と感じるか、「良かった(満足)」と思うかの間には本人の心の持ちようがあるのだと思います。

 

 

生徒さんたちのアンケート結果を受け、私が教えてもらったことは、これは人生も同じなのではないだろうかということです。人生の最終的な満足度を決めるのは、自分自身がどれだけ前向きに真剣に人生に取り組んだか、そして周りの人々と良好な関係を築けたかにかかっているということです。矢印は自分に向いているのです。生徒さんたちの介護職員初任者研修に取り組む姿勢と満足度の関係性を見て、ほんとうにそう思います。そんなこと分り切っていることかもしれませんが、こうして目の前にデータを示されて初めて、積極的に取り組んだ人生の方が、周りの人たちと仲良くなった方が満足度は高いということを知らされました。幸せは自分が決める、人生は楽しんだもの勝ちだということですね。