皆さまに拍手を

10月短期クラスが修了しました。この時期にしては人数が多く、仲が良く、温かい反応が返ってくる雰囲気の良いクラスでした。研修終了後の打ち上げには、クラスメイトのほとんどが参加されて盛り上がっていました。たまたまその場に居合わせたことで、おひとりお一人とお話をすることができ、ケアカレの介護職員初任者研修に対する率直な感想を聞かせていただくことができました。「受ける前はただ勉強して終わりの研修だと思っていたけど、全く違っていた」、「介護に対する考え方が180度変わった」、「介護技術を学ぶために受けたつもりだったけど、それ以外の部分の学びが大きかった」など。文字にしてしまうと伝わりにくいかもしれませんが、とにかく絶賛の嵐でした。

話を聞いていると、先生方のことをよく見てくださっていることも分かりました。1日しか教えていない看護師の村井先生についても、「イントネーションが心地よくて、ほんわかした雰囲気なんだけど、実は被災地に赴いて救護活動をしていたりとギャップがあって、オーラを感じた」と好評でした。「小野寺先生には厳しいことも言われたけど、だからこそ褒めてもらうと嬉しくて、思わずにやけてしまった」とか、「キャサリン先生の横に橘川先生がトミーとして付き添ってほしい」など。ちなみに、キャサリン先生はなんと職場でも「キャサリン先生に会った?」と話題になっているそうです(笑)。それから、朝の挨拶についても褒めていただきました。実は最終日は事情があって、朝の挨拶ができなかったのですが、そのときに初めて「あれっ、今日は朝のあいさついないんだ?なんか寂しいな」と思ってくださったそうです。見てくれる人は見てくれているんですね(笑)。

 

こんな風に思ってもらえるなんて、学校冥利につきるというか、学校をやっていて良かったと思える瞬間です。本当は先生方にもオフタイムでの生徒さんたちの生の声を聞いていただき、私たちの存在意義や喜びを共有したいのですが、こればかりは仕方ありませんね。私たちの学校で伝えていることは、こんなにもたくさんの人たちの心に届いているのです。でもそれは私たちの力だけではなく、生徒さんたちが私たちに向き合ってくれたからだと思います。広い心で私たちの話を聞いて、受け止めていただき、それに対して温かい反応を返してくれました。それは頷きであったり、笑顔であったり、質問であったり、声に出した反応であったり。グループワークでは活発に意見を出し、実技演習では真剣に何度も練習をしてくれていました。

 

 

先生方の最後の授業が終わると、拍手が起こっていました。これまでたくさんのことを教えてくれたことに対する感謝であり、素晴らしい授業であったことに対する称賛でもあるのでしょう。拍手をいただける授業ができたことを私たちは誇りに思いますし、実はそのような研修をつくってくださったのは生徒さんたちであり、私たちもまた10月短期クラスの皆さまに拍手を送りたいと思います。