日常の美しい光景を

今年に入ってから、このようにありたいという11のチェックリストをつくり、1日の終わりに振り返り(戒め?)のために使っています。こう生きていきたいと願っても、人間は弱い生き物ですから、つい大切なことを忘れて過ごしてしまったり、自分に負けて怠けてしまったりします。だからこそ、自分の想いを文面としてリスト化しておいて、毎日の終わりに今日1日を振り返って、できたこと、できなかったことをチェックするのです。それを続けることで、日々意識するべきことが刷り込まれ、明日の行動につながり、いつしか習慣となり、自然と自らが生きたいように生きられるようになるのではと期待しています。

 

その11のチェックリストのひとつに、「日常の美しい光景を見つけましたか?」という項目があります。自分でつくったにもかかわらず、他の10の項目に比べて意外にも達成が難しい項目です。日常を生きている中で、たとえば美しい風景や物、絵画や音楽、言葉、人の優しさなど、美しい光景だと感じるものであれば何でも良いのですが、私の場合、意識をしていないと気づかずに通り過ぎてしまうことが多いようです。心の余裕がなければいけませんし、5感を研ぎ澄ませていないといけないということなのでしょう。

 

そこで常の美しい光景を見つけられるように、今流行りのInstagramを始めることにしました。日々の生活の中で何気なく美しいと感じた光景を写真や動画に収めておこうとすることで、そのような意識が生まれるのではないかという逆転の発想です。といっても、今日食べた料理を美味しそうに撮影するだけではなく(それも良いのですが)、もっと多様な美しさに気がつけたらと思います。さっそくInstagramのアカウント(shonancarecollege)を取得し、ケアカレのホームページにも載せることにしました。Instagramをお持ちの方がいたら、ぜひフォローしてください!

 

Instagramを始めてみて初日に思ったのは、そのときその場で写真に残しておくことは案外難しいということです。実はバレンタインデーの日に、手作りのチョコ(ガトーショコラ)をクラスメイトさんや先生方に渡している生徒さんがいて、そのホスピタリティと勇気は美しいと感じました。彼女はこの春に高校を卒業して、特別養護老人ホームで働き始めますが、間違いなく良い介護職員になると思いました。私もチョコをおすそ分けしていただいたのですが、美味しく食べただけで、写真を撮るのをさっそく忘れていました。あとから気がついても後の祭り。これからはその一瞬の時を逃すことなくシャッターを切りたいと思います。

 

 

えっ、チェックリストの残り10項目は何ですかって?すいません、とても恥ずかしくて教えられませんので、内緒にさせてください(笑)。