愛を感じた

介護福祉士筆記試験対策講座が終わりました。佐々木先生から始まった襷(たすき)を新倉先生が受け継ぎ、望月先生、小野寺先生へとつながり、最終走者である藤田先生が見事にゴールしてくれました。まるで駅伝の青山学院大学のような豪華なメンバーですね。最終日には、金色の鉛筆(今年は先生方が心を込めてケアカレシールを貼ってくれました)と消しゴムを合格祈願として生徒さんたちに配りました。ひとりでも多くの生徒さんたち、いや願わくは全員の生徒さんが介護福祉士になれますように。

 

ここまでくれば、あとは何としてでも合格してもらいたい気持ちで一杯です。たとえ合格ラインギリギリであったとしても、合格は合格です。小野寺先生もよく言うように、72点介護福祉士とか110点介護福祉士とか資格証明書に印刷されるわけもなく、何点で合格しようが介護福祉士は介護福祉士なのです。もちろん、介護福祉士の試験を受けるために勉強したことには意味や価値がありますが、合格したからこそ世界が変わる、合格しなければ見えなかった世界があることも知ってもらいたい。

 

「介護福祉士に合格してから、人が変わったように頑張っていますよ」

 

昨年末、町田で介護・福祉・医療に関わる人々の忘年会に参加させてもらったとき、卒業生さんが働く事業所の代表から聞いた言葉です。卒業生の彼は、昨年度の介護福祉士試験に合格しました。試験直後に自己採点をしてみて、これは落ちたと思い、自暴自棄になっていた時期もありました。そのときは、「介護福祉士なんて資格はク〇だ」とまで言っていたのですが(笑)、奇跡的にギリギリで合格することができたのです。それ以降の彼は、今まで以上に周りが見えるようになり、自ら考えて行動するようになったそうです。自信がついたのと、自覚が芽生えたのです。介護福祉士に合格したぐらいで大げさな、と思われるかもしれませんが、実際にそうやって見える世界が変わる人も多いのです。

 

 

望月先生が答案用紙に書いてくれたコメントを読んで、「愛を感じました。勉強しなければと思いました」と言ってくれた生徒さんがいました。70名の生徒さんたち全員にこれだけのメッセージを書くのに、どれだけの時間がかかったことでしょう。佐々木先生もひとり一人にメッセージを書いてくれました。そこに合格してほしいという愛を感じないわけにはいきませんよね。新倉先生も小野寺先生も藤田先生も愛のある授業をしてくださいました。私たちが生徒さんたちに渡した愛という襷をかけ、3月25日(水)はぜひ合格というゴールにたどり着いてもらいたいと願います。