感謝状からのつながりを

11月短期クラスの卒業生の皆さまより、感謝状が届けられました。良く見ていただくと分かるのですが、それぞれの生徒さんからのメッセージだけではなく、望月先生が大好きなキティちゃんやフレームには「ありがとう」のマスキングテープで飾られていて、とにかく様々な工夫がいっぱいです。私たち湘南ケアカレッジに愛情を持ってつくってくださったことが伝わってきます。私はちょうど事務所におらず、直接受け取ってお礼を言えませんでしたので、この場を借りて感謝の意を伝えさせてください。ありがとうございます!

 

実はこのメッセージボード(感謝状)は、介護職員初任者研修が終わってから作られたものです。ほとんどのクラスは研修中に、誰かが提案して皆で作成し、最終日にプレゼントしていただくのですが、今回のクラスは珍しく研修後にKさんが中心となって動き始めました。研修中であれば一人ひとりのメッセージを集めるのも簡単ですが、研修が終わってから作ることの何が大変かというと、それぞれに連絡をしてそれぞれに郵送してもらって集めなければならないことです。今、こうした状況なので、クラスメイト全員が一堂に会することも難しくなっていますので、なおさらメッセージ集めは困難を極めたと思います。最初にKさんから提案をされたときは、研修が終わってからではどこまで集め切れるかなと正直思いました。

 

それでもKさんはあきらめることなく、クラスメイト一人ひとりにメッセージカードと返信用の封筒を付けて郵送し、返ってくるのを待ちました。それに応えて、クラスメイトさんたちも返送して集まったメッセージをボードとして作り上げてくれたのです。こうして完璧なメッセージボードが出来上がったのを見ると、その制作過程で苦労があったからこそ、研修が終わったあとにもクラスメイトさん同士のやり取りが生まれ、つながりも深まったのではないかと思います。現にKさんたちと湘南ケアカレッジのつながりは深まりましたので、それぞれの生徒さん同士も同じでしょう。だからこそ、数名の生徒さんが集まってメッセージボードを教室まで持ってきてくださったのです。

 

湘南ケアカレッジにとって最も嬉しいことのひとつは、卒業しても生徒さん同士がつながっていてくれることです。先日、ある施設の新年会でお会いした実務者研修の卒業生さんは、「今でもクラスメイトの何名かとLINEで意見交換とかをしていますよ。いろいろな現場で働いていて、それぞれが経験値も高いのでアドバイスしてもらって、本当に助かっています」と言っていました。そういう話を聞くと、学校があって良かった、研修を行って良かったと素直に思えます。研修はわずかな期間で終わってしまいますが、その後も何かでつながっていてくれると、それは一生ものの財産になるからです。11月短期クラスの卒業生さんたちも、それぞれに歩む道は違ったとしても、同じ方向を向いているのは間違いないのですから、末永くつながっていってもらいたいと願います。