遅ればせながら報告させていただきますと、今年も湘南ケアカレッジの卒業生さんたちが介護福祉に合格されました!おめでとうございます。昨年に引き続き、合格祝賀会を催すことができずに申し訳なく思っていますが、その代わり、たくさんの卒業生さんたちから合格のメッセージをいただくことができました。私たちのおかげと書いてくれたり、先生方に教えてもらったところが問題に出ました!と報告してくれて嬉しいのですが、最終的に合格できたのはご自身の頑張りがあったからです。私たちは最後のひと押しができたかもれませんが、そこまで皆さんがしっかりと勉強してくれていたからこそだと思うのです。
今年度は全体の合格率が71%と昨年とほぼ同じでした(おかげさまで、湘南ケアカレッジは何とか90%を越えられそうです!)。実務者研修がスタートした2016年から、介護福祉士試験の受験者数がガクンと減り、それに合わせる形で合格率を70%前後に保とうとしていることが数字の推移で見て取れます。合格点があるわけではなく、受験者の上位70%を合格とするためのラインを引いて、そこの点数がたまたま合格点となるということですね。合格率ありきというか、ある程度の合格者数を確保するために、最低でも全国で6万人ぐらいの介護福祉士を誕生させたいという意図が見て取れます。総受験者数が大幅に減らない限り、来年以降もしばらくは70%前後の合格率は続きそうです。
合格率70%は簡単すぎるという声もあります。ちなみに、社会福祉士は27%前後、ケアマネジャーは19%、司法書士は3~4%です。たしかに他の国家資格と比べて合格しやすいことは確かですが、決して誰もが受かる試験でもありません。実感的に言うと、「きちんと勉強すれば合格できるけど、そうでなければ合格できない」というレベルだと思います。もちろん個人差はあるので、しっかり勉強したつもりでも合格できなかった、もしくはノー勉強だったけど合格したという人もいるにはいるでしょう。それでもほとんどの人たちは、試験に向けて多かれ少なかれ時間を割いて勉強したから受かったのだと思います。
湘南ケアカレッジの筆記試験対策講座の生徒さんの合格率が全国平均よりも20%も高いのは、皆さんそれぞれがきちんと勉強してくれたからです。ひとりで勉強できる自信がないからと言って参加してくださる生徒さんも多いのですが、それでも最終的に合格されるのは勉強しているからです。自腹で受講料を払い、5日間勉強する環境を自ら作ったことが成功の一因ですし、その機会を逃すことなく取り組んでくれたからこその合格ですね。何が言いたいかというと、みんな頑張ってくれてありがとうということです。会ってお祝いできなくて残念ですが、皆さんの気持ちは先生方にもちゃんと伝わっていますよ。