介護職員初任者研修の素晴らしさを語るには、いくら時間があっても足りません。生徒さんにとってはもちろんのこと、学校にとってもこの研修をやって良かったと思わせられる瞬間がたくさんあります。たとえば、年齢や性別等もまったく異なるクラスメイト同士が研修を重ねるにつれて仲良くなったり、研修の前後で介護のイメージが180度変わったと言ってもらえたり、最近だと外国の人たちが楽しく学んでくれていたりすると、嬉しく思えます。
そんな学校としてのやり甲斐のひとつに、生徒さんが変わっていくことがあります。変わっていくとは、もちろん良い意味で、良い方向に変わっていくということです。たとえば、研修を受け始めた頃は介護にはほとんど興味はなく、会社に行けと言われたから渋々来ましたという生徒さんもいます。そのような生徒さんも研修の回数を重ねるごとに、表情が良くなって笑顔が出るようになり、意外と楽しいかもと思っているのがこちらにも伝わってきます。研修の内容もそうですが、周りのクラスメイトとの関係が良くなると、途端に研修に参加するのが楽しくなってくるようです。
そもそも、介護職員初任者研修に参加する人たちは、最初から介護の仕事を絶対にするのだと決めてくる生徒さんばかりではありません。自分に介護の仕事は合っているのだろうか、自分に介護の仕事ができるのだろうかと、漠然とした不安や曖昧さを抱えてきます。そんな中、研修が面白ければ介護の仕事をしてみようと思えたり、研修が面白くなければ、介護に興味を持つことができず、そのまま介護とは別の仕事(業種)に流れてしまうかもしれません。介護の仕事をしてもらう人々を増やすという、大切な役割も介護の学校は担っているのです。
11月短期クラスも1月短期クラスも、人数こそ少なかったのですが、皆さん日を追うごとに仲良くなっていき、次第に授業も熱を帯びていきました。他のクラスから振り替えで途中から参加した生徒さんも、すぐにクラスの雰囲気に馴染んで、最後まで無事に終了することができました。生徒さん一人ひとりの変わってゆく姿を見ることは、介護の学校をやっていて良かったと思えることのひとつです。そうした喜びがあるからこそ、10年以上にもわたって、私たちは同じ研修を教え続けることができるのでしょう。
