幸福の木

昨日、教室に幸福の木が届きました。幸福の木といっても何のことだか分からないと思いますので、簡単に説明しますと、開校祝いに父が送ってくれた観葉植物です。ハワイでは家の前に置いておくと良いことがあると言い伝えられていることが名前の由来だそうです。斑入りですので、ドラセナ・マッサンゲアナという種類ですね。想像していたよりも大きくて立派で(高さが1mもある!)、どこに置こうか迷うぐらいでした。生徒さんたちに観て和んでもらいたいのと、先生方にもリラックスして授業をしていただきたいと思い、教室の一番前に置くことにしました。

 

いざ置いてみると、置く前とでは雰囲気がまるで一変しました。下のビフォアアフターを比べてみてもらえると一目瞭然です。やはり観葉植物はとても自然な空気を運んでくれますね。明るい部屋の中で、直射日光に当てることなく、適度なペースで水やりをするのがベストな育て方とのことです。うまくいくと花を咲かせたりすることもあるそうです。命あるものいつかは枯れてしまうかもしれませんが、なるべくそうならないように大切に世話をしていきたいと思います。

BEFORE

AFTER

今から思うと、父にはたくさんのことを与えてもらいました。自分が子どもを持ってみて、少しずつそのことが分かります。父が私にしてくれたようなことを、私は自分の子にしてあげられるかどうか自信はありません。父はとても忙しい中、キャッチボールには嫌な顔ひとつせず付き合ってくれましたし、テレビゲームにも一緒に興じてくれました(さすがに長い時間はやってくれず、当時はなんでこんな面白いのに父は途中でやめちゃうんだろうと思っていたのですが、当然ですね)。もちろん、それだけではなく、素晴らしい教育の機会を提供してくれ、その背中を通してたくさんのことを教えてくれました。そして何よりも、子どもの自主性を尊重してくれました。

 

宝くじに当たったのだと思っています。日本という国に生まれただけで宝くじに当たったようなものですが、さらに父と母の元に生まれたことで私は宝くじに当たったのです。私がこれまで主体的に人生を歩み、こうして生きていられるのは、決して大袈裟ではなく、そのほとんどは父と母のおかげです。私に届いた幸運の木を、これからも大切に育てていきたいと思います。