4月短期集中クラスの振り返り

今年の4月から「介護職員初任者研修」を開講することができ、おかげさまで湘南ケアカレッジとして初めての卒業生を出すことができました。「世界観が変わるような、最高の福祉教育を提供する」ことを理念に、かなり長い時間を掛けて授業内容をつくってきました。最後まで見捨てずに、研修に付き合ってくださった先生方には大変感謝しております。

 

そこで、遅ればせながら、4月短期集中クラスを振り返ってみたいと思います。4月短期集中クラスにおける、「介護職員初任者研修」全体を通しての満足度調査は、次のとおりでした。

 

「とても良かった(大満足)」がおよそ8割という数字は極めて高く、この満足度を維持していくのだけでも大変です。どれぐらい高いかというと、私は他の学校でこれまでたくさんのクラスのアンケートを見てきましたが、普通(の学校)ならば、「大満足」が2割、「満足」が5割、「ふつう」が3割で平均です。もしかしたら、この基準でも高いと考える学校はあると思います。それぞれの生徒によって満足度のモノサシは違いますし、一般的な大人(成人)の傾向として、よほど満足しないと「とても良かった(大満足)」とは評価してくれないものです。

 

それを念頭に4月短期集中クラスを振り返ってみると、私たちにとっても初めての研修であり、改善すべきことはまだまだたくさんありますが、それ以上の価値や感動を提供できたのではないかと思います。

 

私たち学校は、受講生さんがいなくても、先生がいなくても、教室がなくても、どれかひとつでも欠けてしまうと授業ができません。正直に言うと、開講前は、生徒さんたちは来てくれるのか、授業が始まってからは、先生たちは教室に来てくれるのかという不安と心配の日々でした。

 

だからこそ、無事に研修が修了し、卒業生さんたちから「(湘南ケアカレッジに)来て良かった」と言ってもらえたとき、ほんとうに嬉しかったです。まだスタートラインに立ったばかりですが、こんな学校がいつまでも続けられるよう、これからも力を合わせて頑張りましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

 

湘南ケアカレッジ 村山敬之

 

以上、先生方に送った手紙です(若干の改編あり)。