おみやげ

5月短期Bクラスの生徒さんからおみやげを頂戴しました。「だだっ子」という、豆をすりつぶして白あんと混ぜ合わせた和菓子です。週末に山形県に行って帰ってきたので、先生方で召し上がってくださいとのこと。数ある学校の中から湘南ケアカレッジを選んでいただき、来てくださったことに、こちらこそ御礼をしたいぐらいなのに、おみやげをいただいてばかりで、恐縮しつつも感謝の気持ちで一杯です。先生方だけではなく、生徒さんたちにも配られたようで、皆美味しい美味しいと言いながら召し上がっていました。

 

私はかつて子どもの教育に携わっていたことがあります(平たく言うと塾です)。そこでは、修学旅行に行っておみやげを買ってきてくれる(中学生もしくは高校生の)生徒さんが多いほど良い塾だという説がありました。最初のうちは、そんなの生徒のお小遣いや気分次第でしょ、そもそもおみやげを買ってくる生徒の数で塾の良さが決まるわけがないと思っていたのですが、何年か経験を積むうちに、少しずつその意味が分かってきました。

 

おみやげは、その生徒さんが塾のことを考えてくれているという証なのです。それは介護・福祉教育の学校でも同じことです。旅行や帰省をしたとき、「あっ、学校の先生や皆におみやげを買っていこう」と思ってくれたということは、そのとき生徒さんは学校のことを考えてくれていたということです。生徒さんの生活や頭の中に学校があるからこそ、おみやげを買っていこうとなるのです。いやいや通っていたり、つまらないと思っていたりしたら、そうはならないでしょう。学校に来ていない時間にも学校のことを考えてくれているなんて、学校にとってこれ以上嬉しいことはありません。

 

もちろん、おみやげの数が多ければ良いということではありません。実際にそのように解釈してしまい、修学旅行に行く前の生徒に、それとなく「おみやげ買ってきてほしいなあ」と言ってしまう塾長やスタッフも恥ずかしながらいました。そうではなく、あくまでも結果論として、おみやげを買ってきてくれた生徒に対して、学校のことを学校がないときも考えてくれてありがとう、そう思って感謝するべきなのです。

ちなみに、今ホワイトボードで活躍中の、このマグネットも生徒さんからいただいたものです。最初はよくある円形のマグネットを使っていたのですが、大きな模造紙等を貼るとき、何個も使わなければならず、先生が苦労して貼っていた姿に見かねた(笑)生徒さんが、「もう使わなくなったから使ってください!」と言って、持ってきてくださったものです。それ以来、とても有意義に使わせてもらっていますよ。ありがとうございます。

 

最後に、ここのところ暑い日々が続いていますので、朝いちから生徒さんからもらって、小学生以来パピコ(でしたっけ)を食べました。