1日1日を大切に

最終日に修了試験が終わると、湘南ケアカレッジは修了式を行いませんので(そのためにまた教室に足を運んでもらうのも申し訳ないと思い)、その場で解散となります。修了証明書がご自宅に届くことをもって、介護職員初任者研修は修了とさせていただいています。とはいえ、名残惜しく、なかなかすぐに解散とはいかないものです。

今回の5月短期Bクラスの皆さまからは、総立ちで感謝の言葉をいただき、さらにおひとり一人からのメッセージ入りの色紙を頂戴しました。その場にいない先生方の代わりとしても、心からの感謝を胸に受け取らせていただきました。

 

このときいつも思うのは、ほんとうにあっという間だなということです。5月短期Bクラスのメンバーと初めてお会いしてから、気づくともう最終日という感じです。ようやく楽しくなってきたところだったのに。もっと一緒にいられたら、もっと仲良くなれたのに。仕方ないことですが、名残惜しいです。今回は皆さんにもそう伝えました。

でも伝えなかったこともあります。あの場で言うのは場違いかなと思ったのか、大袈裟だと思ったのか、自分でも分かりませんが、それはこれからも1日1日を大切にお互いに生きていきましょうということ。15日間があっという間であったのと同じく、私たちの人生の持ち時間も意外と短いのです。

私が中学生だったころ、父からTシャツをもらいました。父からTシャツをプレゼントされるなんて初めてのことだったので驚きつつ、そこにプリントしてある文字を読みました。そこにはこう書いてありました。

Life is short.
Play hard.

たった2行の英文でしたし、簡単な単語ばかりでしたので、さすがに中学生の私にも直感的に意味が届きました。あの時、父が何を思ってこのTシャツを私にくれたのか、本人に聞いたことがないので分かりませんが、このメッセージは今でも私の胸に刻まれています。

父にとって大きな誤算だったのは、私が2行目のPlay hardをここまで拡大解釈したことでしょう。石橋を叩いて壊すほど安全志向タイプであった私が、歳を重ねるごとに、慎重からは程遠く、常軌を逸していくとは思いもよらなかったのではないでしょうか。せっかくこの世に生を受けたのですから、自分がやらなければ誰かやるということを精一杯やりつつ、そのことが誰かに良い影響を与えているであろうことを願うばかりです。

5月短期Bクラスの皆さま、いろいろとありがとうございました。これから皆さんはそれぞれの道に進まれるはずですが、壁にぶち当たったとき、困ったことがあったとき、愚痴りたいとき、いつでも湘南ケアカレッジに戻ってきてください。百戦錬磨の先生たちが、介護技術から現場の人間関係の悩みまで心ゆくまでサポートしますよ。