人は多いほうがいい

遅ればせながらというか、まとめてになりますが、6月、7月、8月クラスの満足度調査アンケートの結果を発表したいと思います。とても良かった(大満足)と評価してくれた生徒さんの割合は、6月短期クラスが81%、7月短期クラスが79%、8月短期クラスは何と86%でした!そして、満足率で考えると、いずれのクラスも100%!繰り返し言うようですが、この平均80%超えという大満足率と100%という満足率は驚くべきことです。どれぐらい凄いかというと、ちょうど昨日終わった半沢直樹のドラマの視聴率ぐらいでしょうか。それぐらいハラハラドキドキの、世界観が変わるような福祉教育を提供できているということだと思います。もちろん、一緒になって研修を作りあげてくれた生徒さんたちにも感謝です。

とはいっても、やはり全員の生徒さんが大満足ではなかったことには、いつも反省させられます。アンケートの特性上、どれだけ良くても大満足と評価しない方も一定数はいらっしゃいます。たぶん私もそのひとりです。もし私が生徒だとしたら、決して満足していないわけではないのですが、照れと言うか、どうしても大満足と言えないあまのじゃくなアレです(笑)。でも、そういう人でも、心を動かされるほどに感動したら、たぶん大満足とおっしゃっていただけるのだと思います。だからこそ、まだまだ湘南ケアカレッジの介護職員初任者研修は改善の余地があるということです。今回の結果に満足するのではなく、もっと生徒さんひとり1人の気持ちに寄り添うようにして、生徒さんたちの視点に立って、学校を良くしていかなければなりません。

 

8月短期クラスは36名と人数が多く、授業の展開が大変かと思いましたし、1人ひとりの生徒さんをしっかり見られるかという心配もありましたが、全くの杞憂に終わりました。同じく36名であった4月日曜日クラスの満足度(85%)を見ても、人数が多いことが満足度を上げる要因のひとつなのかもしれないとも思います。生徒さんにとっては、人数分だけたくさんの人たちと出会える、またはクラスに活気が出るということなのでしょうか。実際に、8月短期クラスは全員が仲良しで、誰もが手を抜くことなく実習に取り組む姿が印象的な、素晴らしいクラスでした。

 

 

湘南ケアカレッジは、教室が広い分、他の学校よりも定員を多く取っています。もちろん、ベッドや車椅子等の福祉用具の数も多く、誰もが不自由なく、心ゆくまで実技を練習していただける環境を整えています。そして何よりも、実習では3名の先生がついて教えてくれるので安心です。これは東京都の規定で決められていることでもあり(24名の定員までだと講師2名、40名までだと講師3名)、少人数だから丁寧だとか、大人数だと丁寧ではないということではありません。どちらかというと、丁寧かそうでないかは学校の姿勢の問題だと思います。同じクオリティで教えることができるならば、寂しい少人数よりも、人は多いほうがいい。それだけたくさんの人たちと出会え、それだけクラス全体に活気も出る。そう生徒さんたちに教えてもらいました。