先週、9月日曜日クラスと11月短期クラスの2クラスが最終回を迎えました。特に日曜日クラスは、期間が4ヶ月と長かったことや打ち上げがすぐ後に控えていたことで、授業が終わってからも生徒さんたちはしばらく教室に残って、研修の余韻に浸りながら談笑されていました。もう来週からはこの教室に来ることはないと思うと一抹の寂しさはありますが、この時間が私は好きです。開放感と名残惜しさが混ざったような、幸せな時間だと思うのです。
そんな生徒さんたちの素敵な雰囲気を象徴するように、9月日曜日クラスと11月短期クラスのアンケート結果も素晴らしいものでした。
実を言うと、ここ最近の2クラスは大満足度が71%と67%と低迷しており(それでも満足度でいえば100%、95%なのですが)、研修を重ねれば重ねるほど大満足度が上がってゆくというものではないなあ、1つのクラスや1つの授業は生きものだなあと感じていたところです。できることは改善しつつ、あとはひとり1人の生徒さんをしっかりと見てゆくしかないと考えていました。
そんな中で、今回の2クラスは大満足度が94%、88%(満足度でいうと100%、96%)と大幅にアップしたことはとても嬉しく、ひと安心しました。しかも、日曜日クラスにおいては、過去の最高88%を大きく上回る、これまでのどのクラスよりも高い94%という大満足度です。誤解しないでいただきたいのですが、数字が高かったから良いのではなく、ほとんどの生徒さんからの「楽しかった」、「来て良かった」というメッセージが伝わってきたことが嬉しいのです。
もちろん、この大満足度は私たち(先生たち)だけが良かったからではありません。もうずいぶん長いこと教育の場に身を置いていますので、研修(授業)の良し悪しは先生の力量だけでは決まらないということをよく知っているつもりです。生徒さんたちが主体的に授業に参加してくれて、真剣に取り組んでくれているからこそ、研修(授業)全体が良くなるのです。先生と生徒さんたちが一緒になって、この介護職員初任者研修をつくってゆく。あの幸せな時間は、共に研修をつくり上げたことで生まれるものなのかもしれませんね。
こうして湘南ケアカレッジに来てくれて、最後まで授業を共につくり上げてくれた生徒さんたちには、感謝の気持ちで一杯です。そして、私たちは知っています。これだけ高い満足度の介護職員初任者研修を続けること、維持することが最も難しいと。落ちないように飛ぶためには、上方に向かって飛び続けるしかありません。これが最高、このままで良いと思った時点から衰退が始まるのです。湘南ケアカレッジの卒業生のため、そしてこれから湘南ケアカレッジに来てくれる生徒さんたちのためにも頑張ります。