快適な環境で

花粉症の季節がやってきました。暖かくなり、待望の春の足音が近づいてくる喜びとは裏腹に、花粉症の方にとっては何とも苦しい季節です。マスクをしている生徒さんも多く、目を真っ赤にしながらも頑張っている姿を見ると、思わず大変ですねと声を掛けたくなります。望月先生も朝は特に辛そうにされていて、話している途中で鼻が垂れてきたらすいませんと笑いを取っていました。かくいう私も、昨年の誕生日に花粉症デビューしました。朝起きると鼻水がスゥーっと垂れてきて、まさかこんな誕生日プレゼントをいただくと…はと思ったものです(笑)。

 

花粉症の生徒さんや先生方を少しでもサポートするべく、湘南ケアカレッジの教室には空気清浄機が2台あり、そのどちらもが現在、花粉対策モードになっています。もとはと言えば、冬の乾燥しやすい時期に教室を加湿するために設置したものです。寒いので暖房を利かせてしまうと、どうしても空気が乾燥し、咳が出たり、下手をすると風邪がうつってしまったりするかもしれません。そもそも、1日6時間の授業を受けるので、空気が悪いと快適に学ぶことは難しいですよね。最初は1台だったのですが、空気中のホコリや菌を取り除くプラズマクラスターや花粉症対策の機能も付いていて評判が良く、生徒さんからもこの空気清浄機は良いというお墨付きをもらい、もう1台追加することにしました。

 

実を言うと、私が大手の介護資格スクールで運営にたずさわっていたときに、生徒さんからの苦情や要望で最も多かったのは、冬場の空気の悪さ(乾燥)と空気清浄機を置いてほしいということでした。毎年のことなので、その都度、それとなく上司に伝えましたが、返ってくる答えは決まって「全教室に設置するとなると結構なお金が掛かるから、窓を開けたりして換気することで何とかしてもらって」。冬場に窓を開けて換気するって、寒いんですけど…と思いつつ、買うかどうかは最終的には会社が決めることなので、結局あきらめるという繰り返しでした。

 

今はもう、これだけ社会における空気に対する意識が高まっている中、空気清浄機のない学校や教室はさすがにないと思うのですが、どれだけ高い受講料をもらっていても、教室に空気清浄機を設置するかどうかは学校側の意識の問題ということです。私はもし自分が学校をやることになったときには、空気清浄機を必ず設置しようと心に決めていました。もちろん湘南ケアカレッジも完璧ではないかもしれませんが、できるだけ生徒さんには快適な環境で学んでいただきたいですし、先生方には気持ちよく教えてほしいと願っています。