ひざ掛けを買いました。やはりこの時期は寒くて、暖房を入れていても、底冷えがします。暖かい空気はどうしても上へ上へと行きますので、頭はポカポカしていても、足下が寒いという生徒さんがいらっしゃいます。また、同じ教室の中でも、座る場所によって、暑く感じるところもあれば、ビルの冷気が伝わってくるようなところもあります。町田教室でいえば、右の窓側の席と入口に近い一番後ろの列がそうです。そういった場所に座る生徒さんや、特に女性の方々に使ってもらえるよう、今年に入ってさらに3つ買い足しました。干支にちなんで、ひつじの毛からつくられた、モコモコの温かいひざ掛けです。
ひざ掛けを買い足そうと思ったきっかけは、母からのクリスマスプレゼントでした。もうこの年になると、誕生日プレゼントやクリスマスプレゼント等に、お互いに何を贈るのか分からなくなってしまい、相手がほしいものを聞いて送るようになってしまいますが、今回は私から特にリクエストしたわけではなく、ひざ掛けが届きました。
ほとんどの男性の方はそうだと思いますが、あまりひざ掛けを日常的に使う習慣がなく、多少足下が寒くても我慢してしまいます。今回、こうしてひざ掛けを使ってみると、その温かいこと!年齢的に体温が低下してきたこともあるのでしょうが(笑)、ひざ掛けの素晴らしさに改めて気づかされました。
こうして自分が体験・体感してみて、初めて分かることがあります。この時期は足下が寒くなりやすい、特に女性は冷えやすい、ひざ掛けをすると温かいということは頭では分かっています。それでも自分でその温かさ(もしくは寒さ)を体験・体感してみることで、人間全体の感覚として理解できるのだと思います。理論と実践の違いですね。
たとえば学校でも、自分が授業や研修を受ける側に立ってみて、初めて見えてくることもあるのです。生徒の気持ちになって、と言葉で言うのは簡単ですが、実際に生徒の立場になってみるのとでは雲泥の差がありますね。佐々木先生が、外部の研修を受けに行ってみて、「1日中立ちっぱなしで実技演習をする生徒の大変さが分かった…」とおっしゃっていました。同じ1日立ちっぱなしでも、先生と生徒としてでは、違った疲労感があるそうです。
私も生徒さんたちの気持ちをさらに良く理解するために、今年は何か新しいことを始めたいと思っています。スポーツジムか音楽教室かなあ。新しい世界に飛び込むときの不安や期待、そしてスポーツジムや教室選びから、接客やサービスに至るまでを体験・体感しつつ、そこで得た良いことも悪いことも私なりに消化し、これから湘南ケアカレッジに来てくれる生徒さんたちのために生かしていきたいと願います。