「カフェ×あーとクラブ展」

CAFÉ KATSUOにて開催されている「カフェ×あーとクラブ展」に行ってきました。白峰福祉会「町田かたつむりの家」の利用者の方々が描いた絵を、おしゃれなカフェ内に展示するという大変面白いコラボレーション企画です。「町田かたつむりの家」でボランティアをしている卒業生から紹介されて行ってみると、想像以上に素晴らしい絵画が、美しく飾られていました。CAFÉ KATSUOは時折利用しているのですが、全く違和感がないのが不思議でした。この企画のことを知らないお客さんたちは、たぶん気づかないまま、いつもの店内の風景として絵画を鑑賞していると思います。こういう違和感のない、溶け込むようなコラボレーション企画は、ぜひこれからも続けていってもらいたいと思います。


「町田かたつむりの家」は知的障害のある方が地域で暮すことを支援している施設です。「知的障がいのある方達が『今日はこんな事があった』と話したくなるように、そして明日の活動に心をときめかせるような充実した日中活動を提供することを目標としています」という理念が素敵ですね。生産活動や創作活動、体操、音楽活動などのグループがあり、今回の作品は「あーとクラブ」の利用者さんが描いたものです。私は絵画を観るは好きなのですが、全体の構図や色の使い方など、その感覚と感性にはうらやましいものがあります。とても私には真似できません。



彼ら彼女らの絵を観ていると、自分には描けないなと思ってしまいます。白いキャンバスを前にして、果たして私は何を描けるのか。どんな風に描くのか。おそらく逡巡するだけで、描き始められるかどうか分かりませんし、どこまで根気を詰めて描けるか自信がありません。そして、最終的にはどこかで見たことのあるものになってしまう気がします。それを見て、自分で自分のことをつまらない人間だと思うでしょう。そう、自由に生きているつもりでも、制度や常識などというものに縛られ、自分の気持ちや言葉を制限している。つまらないことに悩み、思い煩い、自分の心に素直になれない私がいるのです。こんな風に心を開放して絵が描けたらどんなにか良いのにと思いました。



個人的には、「この絵は知的障害のある方々が描いたものです」と但し書きがされていないところにも共感が持てました。たしかにそれはテーマであるのですが、もっと深いところには溶け込んでいくという目的があると思います。気づかれなければそれが尚良いのです。もうこのブログを読んでしまった人は知ってしまいましたが(笑)、先入観を持たずに、ぜひCAFÉ KATSUOに観に行ってみてください。湘南ケアカレッジからすぐ近くにありますので、教室まで遊びに来て下されば、ご案内しますよ!