日々是勉強

7月短期クラスが無事に修了しました。知っている人たちが急にいなくなり、新しい人々を迎えることになります。寂しさと嬉しさが一緒になってやってくるような気持ち。7月短期クラスは皆、一生懸命に取り組んでくれ、教えてもらったことは全て吸収しようという、知的好奇心が旺盛なクラスでした。人数が少ないながらも和気あいあいとし、お互いを良く知ることができたのではないでしょうか。最終日から数日遅れて、同じクラスから振り替えで来た生徒さんが、メッセージ入りの色紙を届けてくださいました。この色紙にいる鳥たちのように、それぞれが軽やかに飛び立ち、新しい道を歩まれることになります。いつまでもサポートしますので、いつでも教室に遊びに来てくださいね。


さて、今回のクラスもそうですが、生徒さんから言ってもらって初めて気づかされることがあります。アンケートにて、もっと○○だったらさらに良かったのにという建設的な意見をいただくこともありますし、研修を進める中で直接言っていただくこともあります。そうしていただく意見や提案の中から、私たちには見えなかったものが見えてくることがあるのです。できることもあれば、できないこともありますし、誤解もあれば、早急に改善するべきものもあります。私たちは良かれと思って、最善を尽くしているつもりでも、生徒さんたちのためになっていないこともあるのです。

 

たとえば、今回のクラスであれば、グループワークの進め方に関する提案や実技の授業における説明する時間の長さに至るまで、とても貴重な意見をいただきました。どの意見にも愛情が感じられ、生徒の立場から見るとこう感じましたと率直に書いてくれていて、嬉しかったです。私たちは自分の視点からしか物ごとを見られない以上、相手がどう感じているのかは相手から教えてもらうしかありません。こうして私たちは、生徒さんたちからいつも教えられ、その時は申し訳なかったと反省しつつ、これから来る生徒さんたちのためにもどうすべきか考え、行動するのです。教えるという行為はこの繰り返しですね。

 

そういえば、私のプロフィールの写真が怖いとも言われました(笑)。「背景が暗いからかもしれませんが、最初は怖い人かと思いましたよ」とひとりの男性の生徒さんに言われ、そうかなと首をかしげていると、もう1人の女性からも「私もそう思いました。実物の方がずっと優しそうですよ」と同意されたので、そうなのかと納得せざるを得ませんでした。自分としては最大限の笑顔で写っているつもりでしたが、ダメ出しをいただいたことで、初めて気づかされました…。近いうちに、明るい公園か芝生の上で、もっと爽やかな印象の写真を撮り直したいと思います。撮れるかなあ。