ロッカールーム!?

メジャーリーガーのロッカールームではなく、先生方の控室です(笑)。卒業生さんたちが教室に遊びに(話しに)来てくださり、お土産として持ってきてくださいました。手ぶらで来てもらいたいと思っているのですが、気を遣っていただき、ありがとうございました。卒業生からいただいたものは、もちろん私たちで共有(?)して美味しく食べさせていただきますが、と同時に、教室に顔を出してくださった卒業生さんや振替をしてポツンとテストを受けて帰る生徒さんたちに差し上げたりしています。つまり、卒業生さんたちからいただいたお菓子や食べ物が、他の生徒さんや卒業生さんたちにも循環していくイメージ。お菓子や食べ物を媒介として、誰かの感謝や好意が人から人へと伝わってゆくのです。

 

先日、教室に来てくださったのは、一昨年の6月短期クラスの卒業生さんでした。あのクラスからもう2年近くが経っていますが、お会いするとまるで昨日のことのように思い出されるから不思議です。ケアカレに通ってくださっていた頃のことが蘇ってきて、「彼は今何しているかなあ」、「彼女は今、有料老人ホームで働いているらしいですよ」などと、クラスメイトたちのことで話に花が咲きました。その卒業生さんは今、派遣という形で施設に週2日間勤務しているとのこと。「今のペースが合っているけど、在宅(ホームヘルパー)の仕事にも興味があるんですよ」とおっしゃっていました。

 

クラスメイト3名で遊びに来てくださった卒業生さんたちもいました。町田でランチをして、その足でケアカレに立ち寄ってくださったそうです。このクラスも卒業後に1年以上経っていますので、こうしてつながっていてくださるのは嬉しいことです。実務者研修にも来てくださるそうで、また一緒に学ぶことができるのは本当に楽しみです。そのほか、パンを持って質問に来てくれた方、自らが企画した講演の案内を持って訪ねてくれた方、2年ぶりに近況報告をしに来てくれた方、たくさんの卒業生さんたちが教室に戻ってきてくれました。

 

お菓子や食べ物は気持ちを伝える手段にしかすぎません。「ありがとう」「感謝しています」「さようなら」「また来てね」という気持ちを、ものを贈るという行為を通しても相手に伝えるということです。別にお菓子や食べ物でなくてもいいんです。そこに参加したり、手紙を書いたり、電話をかけたり、そういう行動を通して気持ちは伝えることができます。だから、卒業生さんたちが教室に来てくれただけで私たちは嬉しいのです。それでも何かをいただいた場合には、できるだけその大切な気持ちを先生方だけではなく、他の生徒さんたち(卒業生さんたち)にも渡していきたいと思うのです。きれいごとかもしれませんが、感謝や好意が循環するような社会にしたいからです。