お見舞いの色紙

湘南ケアカレッジが4年目を迎え、今年度初めての介護職員初任者研修の4月短期クラスが終了しました。年度が変わると、今年度も変わらず頑張らねばならないと肩に力が入ってしまいますが、そんな私の心配をよそに、今回のクラスにも素敵な生徒さんたちが集まり、先生方はいつもと同じように素晴らしい授業をしてくれていました。14日目の実技テストの授業が終わった後は、皆、もう研修が修了したかのような盛り上がりで、お互いに挨拶をしつつ、LINEのアドレスを交換したり、御礼を言って帰って行かれたのが印象的でした。望月先生は最後の挨拶で、「ケアカレはこれからもずっとありますから、いつでも遊びに来てくださいね」とおっしゃっていて、プレッシャーと嬉しさを同時に抱きました。ケアカレは変わらないことが何よりも大切であり、そのためには変わり続けてもいかなければならないのだと思います。

 

変わり続けるということで言えば、今年度からは実務者研修が始まります。もうすでに6月までのクラスがほぼ全て満員御礼ということで、たくさんの方々に期待してもらっていることを実感しています。新しい研修が始まるということは、私たちにとっての新しいチャレンジです。介護職員初任者研修で様々な経験を積んできた先生方にとっても、新しい授業を組み立てることは簡単ではなく、少しでも生徒さんたちにお役に立てるようにしっかりと準備していかなければなりません。

 

その過程の中で、先生たちにも実は多くの学びがあり、実際に授業をすることでまた多くのことを教えてもらい、それらが先生としての成長につながってゆくのです。私がこれまでたくさんの先生を見てきて、自分が授業をしてきた経験からも、授業の準備にどれだけの時間とパワーを掛けられるかどうかで授業の完成度と先生の成長の8割は決まります。そう、生徒さんたちを教える私たちがまず成長し続けていかなければならないのです。

 

 

もうひとつ、変わったことと言えば、今回のクラスでは生徒さんたちから色紙をいただくのではなく、生徒さんに色紙を贈りました。ある生徒さんが研修の途中で病気のため入院することになってしまい、残念ながら、最後まで研修を受けることができなくなりました。生徒さんたちから色紙にメッセージを募り、ケアカレカラーのお花を添えて、お見舞いに行ってきました。「他人なのに(家族でもないのに)、1日中付き添ってくださってありがとうございました」と言われましたが、もうケアカレに来た時点で他人ではありませんから(笑)。実はお姉さんもケアカレ卒業生であり、他人とは思えませんね。心温まるメッセージは病室の彼女の心に届いたはずです。4月短期クラスの皆さま、ありがとうございました!