実務者研修の1期生と2期生が卒業しました。1期生は全員がケアカレの卒業生、2期生はほとんどが卒業生というメンバーでスタートし、あっと言う間の7日間でした。私たちにとっても初めての実務者研修であり、どの先生方も全力で授業をしてくださいました。慣れない面もあったかもしれませんが、それ以上に私たちの意気込みが生徒さんたちに伝わったのではないかと思います。最終日の医療的ケアの授業が終わったとき、1期生の皆さんからメッセージボードをいただきました。実に美しく、大きく、心のこもったプレゼントでした。最後にひとりで教室を掃除しながら、私たちは幸せだなと感じました。こんなに素晴らしい卒業生さんたちに囲まれて、授業ができる幸せ。こんなに幸せな学校はないと思います。
今から3年前の2013年4月に湘南ケアカレッジは開校しました。ホームヘルパー2級講座に代わる介護職員初任者研修が始まったのと同時にスタートし、世界観が変わる福祉教育を提供したいと思ってやってきました。おかげさまで、たくさんの生徒さんたちに恵まれ、神奈川、町田の地域に多くの卒業生が巣立っていきました。そして、2016年の今年、現場に出た卒業生さんたちが3年間の経験を積み、いよいよ介護福祉士の国家試験にチャレンジするときがやってきました。そのときまでには実務者研修をスタートし、また卒業生さんたちにケアカレに戻ってきてもらい、再び共に学ぶ日を夢見ていました。
ついに私たちの夢が叶ったのです。久しぶりに会う卒業生さんたちは、私たちの想像を遥かに超えて、素晴らしい介護士になっていました。もちろん忘れてしまっていることもたくさんありましたが、いざ実技に入って修正すると、すぐに思い出してくれて、理想的な動きや声掛けができるようになりました。介護職員初任者研修とは違うレベルの実技を短い時間で習得してもらうのですから、果たしてどこまでついてこられるのか正直心配していましたが、全くの杞憂に終わりました。
「とてもレベルが高い」というのが先生方の評価でした。介護技術講習会などの他の研修において、介護福祉士を目指す人たちに実技指導をしてきた先生方の評価ですから、卒業生ひいきということではなく、本当にそうなのだと思います。私たちが介護職員初任者研修で教えてきたことは間違っていなかった、ということが3年の時を経て、本当の意味で証明された瞬間でした。これ以上に嬉しいことはありません。そんな素晴らしい研修をつくり続けてくださった先生方、そして私たちを支えてくださった生徒さんたちに、心から感謝しお礼を申し上げます。ありがとうございます。またいつでも遊びにきてください!