あなたがいなくて寂しい

実務者研修の6月火曜日クラスが修了しました。実務者研修はたった7日間しかありませんので、火曜日クラスのように毎週通っていただくと、ほんとうにあっと言う間に終わってしまいます。その中でも、少しでも生徒さんたちのことを知りたい、ひとつでも多くのことを伝えられたと思いますが、15日間ある初任者研修のようにはいかないのが現状です。それでも、実務者研修の最終日の授業がスタートする前に、「介護の先生たち、もういないんだ。今日で終わりかと思うと寂しいね」と言ってくれている生徒さんがいました。私たちも、その生徒さんが今日で終わりだと思うと寂しいです。

生徒さんたちに、先生にまた会いたい、(クラスメイトたちも含めて)もう会えなくなってしまうのは寂しいと思ってもらえるなんて、嬉しい限りです。おそらくその生徒さんは、湘南ケアカレッジの研修を楽しんでくれたのだと思いますし、クラスメイトたちとも仲良くなれたのでしょうし、また先生方からもしっかりと学んでくれたはずです。学校という場を通して、人間らしい交流が生まれたからこそ、先生方にまた会いたい、研修が終わってしまうことが寂しいと感じてもらえるのではないでしょうか。

 

そのような関係性が築けたということは、実は先生方も生徒さんがいなくなってしまうのは寂しいと思っているのです。私たちの関係は双方向なのです。たしかに先生方はたくさんの生徒さんと関わり、教えさせてもらいますが、それでもこの生徒さんとこれでお別れになるのは寂しいなと思う瞬間があります。それは先生と生徒という関係を超えた、人間同士の愛着のようなものではないでしょうか。先生がそう感じているとき、生徒さんも同じように感じてくれているはずです。

 

実務者研修の医療的ケアの授業が終わり、「能動的な生徒さんが多いクラスだった」と看護師の藤田先生は評していました。できるできないはまた別の問題として、自ら素直に学ぼうという姿勢が強かったクラスだということです。それはケアカレの初任者研修の卒業生を中心として、前向きなメンバーがクラスを良い方向に引っ張ってくれたということも大きかったです。最後には、クラスメイト全員からの感謝の言葉が書かれたメッセージボードをいただき、改めてこのクラスの雰囲気の良さとまとまりを知りました。

 

 

「一流の介護福祉士になります!」、「大人になっても夢中になれることがあるって幸せですよね」等と書かれたメッセージもあり、初任者研修とはまた違った生徒さんたちの意気込みを感じることができ、個性的なクラスが終わってしまうことは確かに寂しいのですが、それぞれが介護福祉士に合格して、これからの介護の明るい未来を担っていってくれることを願って、学校から送り出し、見守りたいと思います。

面白い形の色紙ですが、実は裏はこうなっています。