おめでとうございます!

先月末、介護福祉士の合格祝賀会が行われました。最初は数名で静かにスタートしましたが、仕事帰りに来てくれる卒業生さんが次第に増え始め、19時を超える頃には20名以上になり、例年以上の大盛り上がりになりました。介護福祉士筆記対策講座は今年で3年目になりますが、少しずつ祝賀会に来てくれる人たちも増えているのを実感します。14時の合格発表以降は電話が鳴りやまず、「合格しました!」、「ありがとうございました」という声が次々に届きました。たくさんの笑顔とありがとうの気持ちが溢れる、素晴らしい1日でした。

 

祝賀会で合格した卒業生さんたちと話していて、仕事をしながら勉強をするのは大変だと改めて思いました。もちろん仕事だけではなく、家庭のことやその他もろもろ、私たちの日常はやるべきことで埋め尽くされています。その中に試験勉強を入れるだけでも相当な気合がいりますし、それに加えて年末年始はさまざまなトラブルやアクシデントが起こるのですから、困難でないわけはありません。学生時代に試験勉強するのとは違うのです。だからこそ学生のときにはしっかりと学んでおくべきだと思いますし、大人になってから学ぶのはひと苦労なのは当然で、だからこそ学び甲斐もあるのです。

 

「今まで取った資格の中でいちばん嬉しいです」と言った卒業生さんがいました。限りある時間の中で一生懸命に勉強をしたからこそ、そう感じたのでしょう。何をどう苦労されたのかは想像するしかありませんが、それを乗り越えたからこその喜びです。正直に言うと、介護福祉士の筆記試験は合格率が70%を超えるため、ある程度、勉強すれば合格できます。若い人であれば、表面上だけ勉強してコツを掴めば受かるかもしれません。でも、それで良いとは思いません。せっかく試験を受けるのであれば、しっかりと勉強して、その過程をも味わってから合格してもらいたいのです。湘南ケアカレッジの筆記試験対策講座が5日間もあって、宿題もたくさん出るのはそういう理由です。

 

私が子どもたちを教えていたときも、少し不器用でもどかしいぐらいの生徒さんの方が長い目で見ると成績が伸びました。何となく出来てしまったり、のらりくらりとかわしながら来てしまった生徒さんは、ある時点で伸びが止まります。表面的にしか理解していないため、深く考えることができないからです。そういう生徒さんを見るたびに、器用であったり、世渡りが上手かったりすることは、長い目でみると自分のためにならないのかもしれないとさえ思いました。介護福祉士の試験も同じですね。大切なのは結果ではなく過程というのは、まさに介護福祉士の試験にこそ当てはまるのではないでしょうか。

 

 

しっかりと学んで、合格された皆さま、おめでとうございます!