ケアカレで働きたい

夏休みの間に行われる、介護職員初任者研修の短期集中クラスが終わりました。今回のクラスは高校生がたくさん参加してくれており、その中で「湘南ケアカレッジで働きたい」と言ってくれた生徒さんがいました。これから高校を卒業して社会に出るにあたってどのようなところで働きたいのかという視点も持ちつつ、介護職員初任者研修を受講してくれたからだと思いますし、おそらく気軽な気持ちで発したのだと思いますが、それでも嬉しい言葉であることには変わりありません。これまでも何人かの生徒さんが「ケアカレで働きたい」と言ってくれたことがあり、それは私たちにとって最高の褒め言葉だと思うのです。

なぜ最高の褒め言葉かというと、働きたいとは、ケアカレが心地良いということを意味するからです。もし先生方が苦しく辛そうに働いているように映ったり、クラスメイトが嫌な人たちばかりであると感じたなら、彼女はここで働きたいとは思わなかったはずです。自分のことをしっかりと見てくれる素晴らしい先生方がいて、周りには今までには出会わなかった世代を超えて心が通い合うクラスメイトがいる。先生方が輝いていて、クラスメイトさんたちが楽しいからこそ、ずっとこの場に一緒にいたいと言ってくれたのではないでしょうか。

 

かくいう私も、介護の学校を自分の仕事にしようと思ったのはそういう理由です。学生時代のアルバイトを含め、社会人になってからもいくつかの職種を経験してきましたが、介護の学校ほど周りに素敵な人たちがいる環境はなかったからです。誤解を恐れずに言うと、仕事や職種によって、周りにいる人たちは全く違ってきます。介護という世界にずっとたずさわり、その素晴らしさを伝えたいと願っている先生方は人間性が優れていて尊敬できますし、また介護の世界に興味を持って学びに来てくれる生徒さんたちも良い人たちばかりです。もちろん人間ですから、完璧ではないのですが、本質的には気持ちが優しくて、一緒にいて心地よい人たちばかりなのです。

 

 

一生の仕事を決めるにあたって、どのような人たちと働きたいかは重要な視点だと思います。どれだけ稼げる仕事であっても、逆に楽な仕事であっても、やりがいのある仕事であっても、自分の時間が持てる仕事であっても、周りにいる人たちが自分にとって心地よくなければ長くは続けられないからです。周りにいる人たちとは、一緒に働く人たちとお客さんの両方を指します。どちらかが心地良ければ良いのではなく、どちらも心地良くなければならないのです。これから新しく社会に出て仕事をする人たちはもちろん、自分にはどの仕事が合っているのか悩んでいる人たちも、自分はどのような人たちと働きたいのかという視点で考え、ぜひ一緒にいて心地よく、尊敬できる人たちに囲まれて働ける仕事を選んでみてください。

大好きなキティちゃんの色紙をいただき、望月先生が感激していました。よーく見ると、キティちゃんがケアカレポロシャツを着ています。細部の描写が素晴らしいですね。