文化とは信頼である

9月からスクーリングが始まった実務者研修の火曜日クラスが修了しました。このクラスはケアカレ卒業生の比率が高く(3分の1ぐらい)、その卒業生さんたちが中心となり、クラスを引っ張る形で授業も進められ、とてもアットホームで積極的に学ぶ良い雰囲気でした。先生方も授業がやりやすかったのではないかと思います。実務者研修でいつも思うのは、卒業生さんのありがたさです。私たちのことをすでに分かってくれていて、最初から同じ目線と近い距離感で授業に臨んでくれるため、その安心感が周りのケアカレ以外の学校から来てくれた生徒さんたちにも伝わっていくのです。

 

打ち上げに顔を出させてもらったとき、「ケアカレはくせになるのだよね。麻薬性がある」と卒業生さんが言うと、「先生方それぞれに熱い想いがあって、それが良かった。私が初任者研修を受けた他の学校では、大学の授業みたいに淡々と先生が話して終わってしまったから」と返していました。それを受けて他の生徒さんは、「毎回楽しみに来ていたので、終わってしまうのが寂しい」とまでおっしゃってくれました。学校にまつわること全てに満足していただいたのだと嬉しく思うと共に、実務者研修から初めてケアカレに来た生徒さんたちの間に入って、良い関係性を築いてくれた卒業生さんたちに感謝です。

 

そういえば、影山さんが施設回りをしていて、3つの施設で続けて「最近、湘南ケアカレッジさんの名前を聞くことが多くなってきたよ。昔は知らない人が多かったけれど、ここ最近は誰からともなく湘南ケアカレッジの話が出てきて、あそこの学校は良いよねという話になっていますよ」と言われたそうです。いち施設だけであれば、お世辞かなと思いますが、3つの施設で連続して向こうからそのような話をしてくださったのですから、実際にそうなのだと思います。

 

湘南ケアカレッジは7年目を迎えるので、今さらかと一瞬思いましたが、ふと実務者研修の卒業生が現場に戻ってそのように言ってくれているのだと気づきました。実務者研修を初めて4年目にして、現場にケアカレが浸透してきたということですね。初任者研修の卒業生さんに感化された実務者研修の卒業生さんたちが、現場に戻って、湘南ケアカレッジのことを口に出して語ってくれているのだと思うと嬉しい限りです。

 

 

打ち上げで卒業生さんたちと話していると、そこはかとない安心感がありました。この心地よさは何なのだろうと考えてみると、それは信頼なのではないかと思いました。お互いに信頼し合っているからこそ、安心感や心地よさが生まれ、それが周りにも伝わっていき、そして文化が生まれる。最後の授業の日、卒業生さんのひとりが中心になって色紙を作ってプレゼントしてくれました。皆で色紙をつくるという文化が初任者研修から実務者研修にも伝わり、最後には全員がケアカレの卒業生として旅立っていったのです。介護福祉士を受ける方はぜひ合格して、またお会いできることを楽しみにしております!