人と人とのつながりを

10月短期クラスが修了しました。人数が少なかったのですが、寂しさなど微塵も感じさせない、とても前向きで明るく、楽しいクラスでした。女性が引っ張り、男性陣がそれに乗ってくる形で、最後はひとり一人が大切に包み込まれていくような雰囲気でした。これぐらいの少人数で、クラスメイトさんそれぞれが互いを知り、認め合い、ひとつにまとまると心地よい一体感が生まれますね。ハロウィーン前日には、お昼休みにパーティーを開き、プチ仮装をしたりお菓子を持ち寄ったりして盛り上がっていました。もちろん、学ぶときは自ら学ぼうとする姿勢もある、まさにケアカレらしい素晴らしいクラスだったと思います。

 

最終日には有志で打ち上げが行われ、私たちも誘っていただきました。実はその日、ちょうどケアカレナイトが開催され、当日、会場の関係でバタバタしてしまったこともあり、飲み会に参加するのが遅れてしまいました。ケアカレナイトから抜け出し、鳥良商店(ケアカレの卒業生がよく打ち上げをするお店)に駆けつけたところ、すでに皆の姿はありません。もう帰ってしまったのかと申し訳なく思い、電話してみたところ、近くのROUNDONEでボーリングをしているとのこと。そこから再び移動して、ようやく合流できました。

 

あまりゆっくり話すことはできませんでしたが、教室では見せない卒業生さんたちの人となりが知れて良かったです。その中で、クラスメイトのひとりから、「今度、卓球しましょうよ!私、学生時代に卓球部だったのですよ」と言われ、嬉しく思いました。生徒さんたちの背景や歴史を知ることで、より立体的にその人間性が浮かび上がって映りますし、何と言っても、私ともフラットな関係でいてくれたことが嬉しかったのです。

 

というのも、湘南ケアカレッジが立ち上がった頃は、今よりも生徒さんたちともっとフラットな関係と近い距離にいた気がするのです。あれから7年が経ち、私の中では生徒さんたちに対する愛情は変わらないつもりでいるのですが、ここ最近はどうにも距離が少し遠く感じられている気がしていました。それは私が教室に足を運ぶ機会が少なくなったのか、生徒さんたちと話をする時間や回数が少なくなったのか、それとも年を取ったことで近寄りがたくなってきてしまったのか分かりませんが、とにかくそう感じていました。

 

 

学校はたしかに仕事でありビジネスであるのですが、それだけでは何も楽しくはないし、喜びもありません。生徒さんたちを右から左へ流すだけでは、少なくとも私は、そこに時間を費やす価値や意味を見出せないのです。どういう状況や立場であれ、縁あった人たちと人間的なつながりを築くことにこそ、私たちの人生の意味はあるのではないでしょうか。湘南ケアカレッジがどれだけ長く続こうとも、どれだけ大きくなろうとも、いつまでも卒業生さんたちと共にある学校でいたいと思います。

 

最終日に渡された写真の裏には、クラスメイトの皆さんからのメッセージがありました。こちらこそ、ありがとうございます!先生方が見えるところに貼ってありますよ。