勉強することの大切さ

12月からスタートした実務者研修の火曜クラスが修了しました。今までで最高かと思われるほどに、湘南ケアカレッジの介護職員初任者研修の卒業生の比率が高いクラスであり、そのおかげもあってか、とても前向きでまとまりの良いクラスでした。実務者研修からケアカレに来てくださった生徒さんも、これで晴れてケアカレの卒業生になりますね。実際に、研修修了後の打ち上げは、介護職員初任者研修の卒業生に実務者研修から来てくれた卒業生さんも混じって行われていました。違うクラスで卒業したケアカレの卒業生さんたち同士、そして実務者研修から初参加の卒業生さんたちがゆるやかにつながっていくのを見ると、嬉しくなります。打ち上げを企画してくださったYさん、色紙を中心になって贈ってくださったUさん、そしてクラスメイトの皆さま、ケアカレに来てくれてありがとうございました!

 

打ち上げの席では、生徒さんたちの本音をたくさん聞かせてもらいました。お酒の席だからこそ言えることもあるのでしょう。ケアカレの雰囲気が好きだと言ってくれた方もいましたし、先生方がただテキストに沿って授業をしているのではなく、自身の経験や知識や技術、そして考え方を自分の言葉で語ってくれるところが良いと褒めてくれた方もいました。その方は他の学校で他の研修を受けたことがあるので、余計に授業の内容の違いが分かったそうです。

 

さらになるほどと思わせられたのは、「先生方が言っていることが同じなのが良かった」という声でした。ここで言う、「言っていることが同じ」とは画一的という悪い意味ではなく、先生方の言っていることに一貫性があるということです。相手の意見を否定しない、まずは良いところを見つけて褒める・認める、誰のための介護なのか考える等々、介護の先生も看護の先生も同じことをそれぞれの方法や表現で伝えてくれているのです。

 

これって当たり前のようでいて、意外と当たり前ではありません。なぜ湘南ケアカレッジではそれが可能かというと、それぞれの先生がそれぞれの人となりや授業を知っていることも大きいのですが(それぞれが敵対するのではなくサポート・フォローできる)、それ以上にそれぞれが勉強しているからだと思います。新しい介護や看護にアンテナを立て、常に勉強しているからこそ、今、正しいことを生徒さんたちに一貫性を以て伝えることができるのです。

 

 

看護師の藤田先生と村井先生が最後に語っていたように、看護の世界も20年前と今とでは全く変わっています。同じことは介護の世界にも当てはまり、そして10年後の介護や看護の世界も今とは全く違ったものになるでしょう。良くなっていくということです。何が正しくて、間違っているのかを見極めるためにも、自分が正しい行動を取るためにも、私たちは正しい情報や知識・技術を学び、自分の頭で考えることが大切です。国が言うから正しい、厚生労働省が言うからその通りにするでは間違ってしまうのです。この変化の激しい、情報過密な社会で正しく生きていくためには、私たちは勉強し続けなければならないのです。