2月短期クラスが無事に修了しました。初日から和やかな雰囲気でスタートし、講義もしっかりと聴いてくれて、実技演習も真剣に取り組んでくれた素晴らしいクラスでした。最終日の筆記テストにて、外国人の生徒さんが合格したとき、皆がお祝いムードに包まれたことからも、誰もが心ひとつにつながっていたことが伝わってきました。このようなクラスに参加したことは生徒さんたちにとって一生の思い出になるはずですし、先生方も介護を教えていて良かったと思えるのではないでしょうか。その証拠に、最後のアンケートの大満足度も100%でした。最終日には丁寧なメッセージ入りのボードを贈っていただきました!食事の授業が印象的だったのか、テーマは食だそうです。大切に飾らせていただきますね。ありがとうございます。
なぜ全員が大満足するようなクラスになったかというと、何人から生徒さんたちの良い影響は見逃せません。一人ひとりの生徒さんたちは、他の生徒さんとつながりを持ちたい、良い雰囲気のクラスにしたいと願っていても、全体として上手く行くこともあれば、上手く行かないこともあるでしょう。その違いは実はわずかで、周りの人たちに良い影響を与えて、自然と巻き込んでいけるような人がいて、その人に素直について行く人がいるかどうかが大切です。いわゆる良きリーダーと良きサポーターというやつ。あの人がいたおかげで、周りの誰もが良い関係を保てたということはたしかにあるはずです。
それでも、と最近は思うようになりました。誰かのおかげで上手く行くことはあるとしても、裏を返せば、それはその誰かがいなければ上手く行かなかったかもしれず、逆に誰かのせいで上手く行かなくなってしまうことも起こりうるはずです。自分ではない誰かに期待して、影響されるだけでは、望ましい未来も他人次第、運任せということになります。それは政治のような大きな未来でも、身の回りに起こる自分の未来でも同じです。誰かから許可が出るを待っていても何も起こりませんし、誰かが間違ってしまうと全員が間違ってしまうのです。
2月短期クラスは、クラスメイトの一人ひとりが自分たちの意思を持って、良い研修にしようと行動してくれたのだと思います。一つひとつの言動が積み重なって、クラス全体の雰囲気をつくりあげたのです。少数の誰かのおかげではなく、全員のおかげ。全員が良きリーダーであり、全員が良きサポーターであったということです。理想的な話に聞こえるかもしれませんが、本当に良いチームや人の集まりをつくろうとするならば、誰にとっても明るい未来を築こうとするならば、一人ひとりが責任を持って行動していかなければならないのです。そんなことを教えてくれた素敵なクラスでした。