打ち上げが戻ってきた

11月短期クラスが無事に修了しました。先生方も口を揃えて「いいクラス」と言うように、皆さん明るくて、一生懸命に学んでくれて、お互いに助け合えるクラスでした。そして何よりも私が驚いたのは、研修が修了した後、打ち上げが行われ、ほとんどの生徒さんたちが参加されたことです。およそ1年9か月ぶりに、打ち上げが戻ってきたのです。このコロナ騒動の中では、クラスメイト同士で仲良くなっても、クラス全員で打ち上げをしましょうとはなかなか言い出せない空気があったのだと思います。今はいわゆる感染者数(PCR検査の陽性者数?)がほぼゼロに近づいてきたこともあって、さらに生徒さん同士が互いに打ち解けて、信頼し合っていることで、打ち上げをしましょうという声が出たのだと思います。もちろん、私も顔を出させていただきました。

 

1年9か月ぶりと書いたのは、湘南ケアカレッジで最後に行われた打ち上げが2020年の3月末であったことを鮮明に覚えているからです。あの時期、東京オリンピックの延期が決まった直後から陽性者数が増え始め、まだcovid-19がどのようなウイルスであり感染症であるか分からないままでしたが、打ち上げは中止になることなく開催されました。町田のある居酒屋さんには私たちしかいませんでした(笑)。あの時は、さすがに大丈夫かなと私も心配になりましたが、皆さん全く問題なく健康でした。

 

その翌週に緊急事態宣言が出され、私は突然いただいた大人の春休み中に、今回のウイルスや感染症について徹底的に勉強することに。あれから2年近い歳月が流れ、臨床を伴わないPCR検査は診断には適切ではないことやcovid-19は接触感染も飛沫感染もほとんどないこと、マスクの着用も人流もロックダウンさえも感染者数とは因果関係がないことなど、多くのことが分かり始めてきましたが、日本はいつまで経っても2年前と同じ知識レベルで同じ行動を取っています。このコロナ物語をいつまで続けるのと私はずっと思ってきたので、生徒さんたちが打ち上げを開催できたのは、当たり前の日常を取り戻すための少し明るい兆しだと感じるのです。私たちは限りある命を使って生きている人間なんだから、そろそろ普通の生活をしましょうよ。

 

今回のクラスには外国の方がひとりいました。彼女は日本語が私たちほどではないため、初日から3日目までは授業について行くことができずに辛かったそうです。3日目のお昼にもう辞めたいと本人が言っていると旦那様から電話をもらいましたが、何とか踏みとどまってくれました。その後、4日目、5日目と親切にサポートしてくれる生徒さんもいたことで少しずつ授業にもクラスにも馴染はじめ、周りのクラスメイトさんたちも温かく見守り、受け入れてくれました。次第に笑顔が出始め、最後はとびっきり元気に修了し、打ち上げにも参加してくれたのです。まさに今回のクラスを象徴するような出来事でした。

 

 

福祉や介護にたずさわろうとする人たちは、こうあってもらいたいと私は思います。自分たちと異なるものを恐れて排除したり、分断されたりするのではなく、他者を知り、受け入れ、時間と空間を共有することで、強い信頼関係がお互いに生まれるのです。介護の学校の素晴らしさが凝縮されたようなクラスの生徒さんたち、そして先生方、心からありがとうございます!クリスマス仕様の華やかなメッセージボードも大切に飾らせていただきますね。